雪の閏日
深夜から都内は大雪。
当店のある国立では20cmほど積もり、慣れない雪かきに悪戦苦闘しました。
4年に1度オリンピックイヤーにやってくる閏年、4年後は今日の雪を思い出すでしょう。
そして今日2月29日は誰が言ったかニンニクの日。
言ったもん勝ちなナンチャラの日ですが、4年に1度のこの日を選んだのは潔し!
晩はニンニク料理を食べながらサッカー観戦とします。
そんな春が待ち遠しい2月末、こちらも寒そうな比叡山の麓より染付白磁の器が届きました。
京都で修行し独立、現在は山の滋賀県側に工房を構える稲村真耶さん。
磁器の器を作られています。
真っ白の磁器は清潔感があるもカチッとしすぎて緊張感を醸し出しがち。
稲村さんの器はやや青みがかった古色風、陶器のように鉄粉や小さな石の跡も僅かにあります。
温かさと柔らかさを出すために、磁器土に陶土を少し混ぜて焼成しているためです。
滲んで流れる呉須による絵付けが、渋さを抑え程良いユルさを出しています。
年始早々に新たに入荷した稲村真耶さんの器、好評につき多くが完売しておりました。
新作の他それらも再入荷しています♪
福字紋丸抜5寸皿(Φ15.5xH2.2cm/¥2,625)、花紋内菊輪花6.5寸皿(Φ19.5xH3.8cm/¥3,675)
ともに稲村真耶
花唐草八角小鉢(W14xD10xH3.6cm/¥2,940)、ウロコ紋八角7寸皿(Φ21.2xH4cm/¥5,250)
ともに稲村真耶
コンソメ
コンソメが好きです。
スープやポトフはもちろん、チャーハンや鍋にも隠し味として使います。
うまい棒やポテトチップスもコンソメ味はフェイバリット。
しかしながら、さきほど驚愕の事実を知りました。
コンソメ味と思って食べていたものの多くは、コンソメ味ではなくブイヨン味だそうです。
ん?同じじゃないの!?
どうも違うようです。
牛肉・鶏肉・魚などからとった西洋の出汁をブイヨンと言い、そこに脂肪の少ない肉や野菜を加えて煮立て、丁寧にアクを取り手間ひまかけて作られたスープがコンソメとのこと。
ふだん家庭で用いられる四角い固形のものは“固形ブイヨン”。
A社の有名固形ブイヨンの商品名が“コンソメ”なため、日本では混同されているそうです。
そしてお菓子のコンソメ味は主にブイヨンの粉末をまぶしたもの…。
(くわしくはWikipediaに)
知ってしまった以上、今後はブイヨンを多用していこうと思います。
誤って使っている人がおりましたら積極的に訂正しましょう。
「ポテチはやっぱりコンソメパンチだよね〜♪」
「それブイヨンパンチだから!」
前回に引き続き山田洋次さんの器のご紹介。
深さのあるスリップウェアのボウルが2サイズ新登場!
スリップウェアの文様が両サイズ共通でリムに、Lサイズには底の部分にも入っています。
シンプルで洗練されたデザインであり、こちらも甘すぎず渋さもありイイ塩梅。
Lサイズには数人分のサラダや煮込み料理を、Sサイズは1人分のサラダ他、煮物やポトフに◎
スリップウェアリムボウル S(Φ16xH5.5cm/¥3,150)、L(Φ21.5xH7cm/¥5,250) ともに山田洋次
リムボウルSに具だくさん“ブイヨン”スープ
春はもう少し
この2日間の暖かさは春の訪れを予感させますね。
とはいっても本格的な春はもうちょっと先。
三寒四温の日々がこれから待っています。
(↑この四文字熟語を使ってみたかった♪)
春というと待ち遠しい反面、人によってはイヤな季節でもあります。
かくいう自分も今朝から若干の鼻汁と眼のムズ痒さが。
気のせい気のせい…。
そんな折、スリップウェアの器が届きました!
滋賀県の信楽にて作陶されている山田洋次さん(ex. yamayo pottery)のもの。
これまでに幾度かプレートやお皿を紹介してきましたが、今回は趣の異なるものを。
スープカップとマグカップにミルクジャグ。
どれも洋なし型の下膨れフォルムにワンポイントのスリップウェアが愛らしいですね。
釉薬のタマリやロクロ目に雰囲気があり、決して甘いだけではありません。
この特徴的な形や持ち手の付け方なんかは古い英国陶器からのもの。
山田さんも伊達に英国修行していないですね!
スリップウェアスープカップ(W15.2xD12.4xH5.5cm/¥3,360/山田洋次)
スリップウェアマグカップ(200cc/W11xD8.8xH8.2cm/¥2,520)
スリップウェアミルクジャグ(W10xD7.2xH8.6cm/¥2,100) ともに山田洋次