夏の夜とやちむんと
時差があるからこそライブ観戦できているのですが、深夜の競技はちょっと辛いですね。
オリンピック観戦によって睡眠時間が削られているって方も多いと思います。
まさしく自分もそうなのですが、それにより今週お酒の席のあとにちょっとやらかしました…。
寝不足続きのなかちょっと深酒し帰路に就きました。
遅い時間の上り電車は空いており、自宅まで15分弱なのですが不覚にも座ってしまったのです。
こうなると後の祭り。
パッと目が覚めると数少ない乗客が降車中で、回送電車となりますとアナウンスが聞こえます。
慌てて電車から降りキョロキョロ、混乱する頭で状況把握に努めること数秒。
「東京駅?」
東京まで行く最終の中央線に乗って45分ほど爆睡していた模様。
ホームの電光掲示板に次の電車の案内はなく、折り返しの下り線は終了しています。
タクシーで気軽に帰れる距離ではないので朝まで待つよりほかありません。
一気に酔いも冷め、まずは自宅に電話報告。
優しい愛妻に一喝された後、漫画喫茶で時間を潰すのも野暮なので深夜の遠足へ。
築地にて寿司をつまんだりお土産を買ったりして始発で帰りましたとさ。
と、いろいろある夏ですが、やはり夏場に人気なのが沖縄の焼物“やちむん”です。
鮮やかで勢いのある染付のもの以外にも、大人な雰囲気で落ち着いたものもあります。
こちらは読谷山焼北窯の與那原正守工房のマカイ(碗)。
ちょうど先日発売された雑誌『nid vol.24』にも掲載されていました。
帯紋マカイ3.5寸(Φ10.5xH5.8cm/¥1,260)、同4寸(Φ12xH6.4cm/¥1,365) ともに與那原正守工房
3色アットランダムに入れられたラインと鉄釉の掛け分けがモダンな印象。
柳宗理さんのファブリックにも雰囲気はちょっと似ていますね。
4寸は標準的なご飯茶碗サイズ、3.5寸は少食の女性や子ども用のほか小鉢や湯呑としても使えます。
そして下は通称“白イッチン”と呼ばれるやちむんで、同じく読谷山焼北窯ですが宮城正享工房のもの。
ホイップクリームのデコレーションの要領で盛り上がらせて描かれています。
白化粧のみのシンプルな単色なのですが、伝統柄“菊花唐草”のイッチン模様が力強く温かな感じです。
少し深さもある7寸はパスタやカレー、2〜3人分の野菜炒めにと活躍してくれます。
(お皿も碗もサイズ各種揃っています)
白イッチン7寸皿(Φ22xH5.2cm/¥3,150/宮城正享工房)
同皿に魚介のトマトソースフェットチーネ