土味あふれる器
週初めに飾った新年のお花が元気です。
お花屋さんで付けてもらうこともありますが、切り花の延命剤の効果って結構なものですね。
今回もそのおかげか6日目の今日でも変わらず綺麗に咲いています。
夏に比べれば日持ちする冬だとしてもエアコンの温風が当たって環境的にはよくなさそうなのに。
お花でできるなら人間だってできそうなものですね。
同じように水に希釈して飲めば、体力的なことは別としてお肌も髪も若々しくキープしますとか。
開発したらノーベル賞もんでしょう。
密かにもう出回ってます?
ま、まさか、当店に多数ご来店いただく美魔女の方々は既にお使いでしょうか。
さて、並んだ写真だけ載せていました及川静香さんの器を個別にご紹介。
浮き出た鉄粉や化粧土の縮れ割れなど土味溢れ、たわんでいたりと個体差もあり味わい深いです。
新着いっぱいでちょっと写真が多いですが最後までご覧ください。
削りカップ(Φ9.3xH7.2cm/¥2,160/及川静香)
僅かに螺旋状となった鎬がザックリ削り入れられたカップです。
無骨な作りながらも内の粉引のクリーム色と外の鉄釉の焦げ茶の対比で優しい印象。
8分目容量160mlほどで、お茶に珈琲に焼酎にと何にでもお使いいただけます。
削り丼鉢(Φ19xH9.5cm/¥4,104/及川静香)
同意匠の丼鉢はラーメンにも十分なサイズで存在感ありますが手取りは意外に軽いです。
釉の濃淡や鉄粉も大きい分目立つので見どころも多く味わいありますね。
麺類はもちろん、大きく切った根菜の煮物や家族のサラダをドーンと盛ってもカッコイイですよ。
刷毛目長皿(W29.5xD12xH1.5cm/¥3,240/及川静香)
サンマもOKな長皿が届きました。
刷毛で塗られた白化粧の表情や縁の処理は荒々しさと静けさのどちらも感じられる気がします。
お魚料理や前菜盛り合わせ等に、また案外普通に唐揚げなんかをゴロゴロ並べてもイイ感じ。
パック寿司もコチラに移して食べれば回らない寿司屋気分!?
粉引楕円皿大(W27.5xD20.5xH2.5cm/¥3,672/及川静香)
リムもついておりオーバルプレートって形ですが及川さんの粉引だと古物のような佇まい。
同じ粉引のオーバルでも加藤仁志さんのものとは全然違う雰囲気になりますね。
7.5寸皿くらいの使い勝手で、家族の大皿やメインのおかず、パスタもちょうどな感じ。
こじゃれたパスタってより家庭的なナポリタンとか焼きうどんが似合いそうです。
粉引めし碗小(Φ12.2xH6cm/¥1,728)、粉引6寸鉢(Φ18.8xH5.5cm/¥3,456) ともに及川静香
粉引のご飯茶碗は小となっていますが、実寸は標準的なサイズとなっています。
真っ白のご飯茶碗はお米の白がいまいち美味しく見えないですが、クリーム色はイイ感じですよ。
6寸鉢は細めのリムがあることでちょっと洋風な雰囲気も。
おでんや汁気のある煮物なんかもいいですし、ロールキャベツやシチューなんかも◎
粉引面取り鉢(Φ13.5xH6cm/¥2,376)、灰釉4寸鉢(Φ12.2xH5.3cm/¥1,512) ともに及川静香
お鍋にも良さそうな鉢も2種。
これまでに何度かご紹介している面取カップ同様、不均一に面取られた粉引の鉢が新登場。
シュッと立ち上がった形と4.5寸ほどのサイズが小鉢に取鉢に使いやすいと思います。
また濃淡あるマットな鶯色に下の白化粧の縮れも透けて表情豊かな4寸鉢。
径の割りに見込みが広いので意外に量が盛れて、派手さはないけど何気なさがイイ小鉢です。
同4寸鉢に新年の煮しめ
■2015年より定休日が日曜となりましたのでご注意下さい■