及川静香・志村和晃 二人展のご案内

早いもので2018年も残すところ1ヶ月を切りました。
ただ今年はここまでそれほど寒くなく、まだ冬って感じはあまりしません。
これからですかね。

 
3年連続と師走の恒例行事になりました作品展のご案内です。
及川静香さんと志村和晃さんによる2人展が今週末に迫ってきました。

HPトップのDM画像やSNSでお知らせしていますが、ブログが直前となり申し訳ありません。
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【二人展 及川静香・志村和晃のうつわ】

12/8(土)〜15(土)の8日間(期間中は無休)

      13:00〜19:00

    初日8日(土)に両作家在店

※展示準備のため勝手ながら12月6日(木)7日(金)は臨時休業いたします

 
もうすっかりお馴染みの及川静香さんと志村和晃さん。
開店当初からお付き合いあるお2人に今年も作品展をお願いしています。

益子にて益子の土に拘り、力強くも柔らかで土味ある及川さんのうつわ。
定番の粉引や刷毛目に、楢灰釉(DM左上)等の釉薬もの、またスリップウェア(DM右下)や直火対応の耐熱のうつわなど新たな取り組みもあり今回も楽しみです。

益子から館山に移られた志村さんの少しブルーグレーな白にやや滲んだ染付が優しい磁器。
新たに消しゴム印判の染付(DM右上)や色絵、白釉や淡黄など古陶に倣いつつも現代的なうつわは幅を広げています。

 
また一昨年“子ども用のうつわ”、昨年“ワンプレート”に続きお題のうつわも用意してもらいます。
今年はお2人に“コラボ作品”を制作していただくことになりました!

及川さんが成形した土ものに志村さんが絵付を施した大皿・大鉢を数点作られたようです。
先の益子陶器市会場にて志村さんが絵付前のものがありましたので撮影してきました。

リム皿と平皿の大皿

刷毛目の片口大鉢

及川さんの赤土系の素地に白化粧が掛けられてあり、ここに絵付は呉須なのか鉄絵なのか、また釉薬は透明釉で粉引っぽくなるのか灰釉なんかの下に薄っすら見える感じになるのか…楽しみすぎです!
珍しい試みだと思いますし、これは見るだけでも価値があるんじゃないでしょうか。

 
あと、DM撮影用に届いたうつわを別カットでもご紹介しておきます。
手元には1点ずつですが作品展時には数も追加され並びますのでお楽しみに。

楢灰8寸皿(Φ24.8xH4.5cm/4,968yen/及川静香)

釉の濃淡でオレンジや淡いグリーンなど表情豊かで力強い大皿。
細めのリムや縁に巻かれた鉄釉が効いて野趣ありながらもシュッとした印象になっています。

スリップ7寸鉢(Φ20.8xH7cm/4,536yen/及川静香)

ぼんやりとボーダーのような感じに描かれたた及川さんなりの解釈で作られたスリップウェア。
土味あって渋く、濃色に料理も映え、サラダボウルなんかに使うとカッコいいと思います。

耐火鉢(Φ18xH6cm/4,104yen/及川静香)

昨年新作だった耐熱のうつわが今回も並びます。
一人鍋サイズのこちらはシメの雑炊も楽しめそうですし鍋焼きうどんなんかにも良さそうです。

染付印判手そば猪口(Φ8.2xH6.5cm/2,592yen/志村和晃)

曲面に印判(ハンコ)するのに古伊万里等ではコンニャクが有名ですがコチラは消しゴムによるもの。
それによるぼんやり滲んだ菊文が可愛く、高台付きで珈琲など飲み物に使いやすくなっています。

染付菊花鎬 小皿(Φ12xH1.8cm/2,808yen)、7寸皿(Φ21xH4.2cm/6,264yen) ともに志村和晃

見込みの菊文、内側立ち上がりに鎬(しのぎ)、縁の鉄釉と見所多く古物のような雰囲気です。
こういううつわにチョコレートやパスタなど洋を合わせたいですね。

 
陶磁違えど柔らかで温もりある普段使いのうつわたち。
ぜひお2人のうつわを食卓で組み合わせて冬の食卓をお楽しみくださいね。
開催は今週末からです!