粉引と掛分

ちょっとずつ陽が長くなってきて嬉しいです。
最も日の入りが早かった11月下旬〜12月上旬より20分くらいは遅くなりました。
より東の北海道の方なんかに比べればまだマシとはいえやっぱりすぐ暗くなるのは寂しいです。
ただ日の出は今がちょうど1番遅いころですね。

先日いつもより早く目冷めた息子がまだ薄暗い外を見て「もう夜になるの?」って言いました。
夏の帰宅時なんかに夕方の空を一緒に眺め「もうすぐ夜だね」って話をよくしていたんで、夕暮れの感じと同じように感じたんだと思います。

そう言えばこれまで暗い時間に早起きしてお出かけって経験はほぼないです。
小さいころにあった何回かはグズるのを恐れ寝たままベビーカーや車に乗せていましたし…。
4歳になりだいぶお兄ちゃんになってきたので今後はレジャーなんかで増えてくるかな。

 

さて、年明けから入荷が続いています。
土岐の加藤仁志さんからは鎬の入った粉引の器、益子の大塚雅淑さんから定番の掛け分けの器。
ちょっとずつですが取り急ぎご紹介。

粉引鎬小花器各種(左からΦ6.6xH10.7cm,Φ6.8xH10.2cm,Φ6.8xH10.2cm/¥2,916/加藤仁志)

艶のあるアイボリーが優しい雰囲気の粉引の一輪挿しが3種届いています。
柔らかで手仕事らしさの感じられる鎬に僅かに素地の茶や小さな鉄粉も見えて味もあります。
以前ご紹介した白磁と形は同じものもありますが、また違った印象じゃないでしょうか。
リビングや寝室の他、玄関先やトイレでも生花が一輪あると家が明るくなりますよ。

粉引鎬広口ポット(W15.7xD10.2xH12.2cm/¥8,100/加藤仁志)

同じく鎬の入った粉引のポットが新登場。
シャープになりがちな直線的な形ですが、やはり加藤さんの粉引は優しい雰囲気です。
指が4本入る大きめのハンドルが持ちやすく、内側には茶こしアミが付いています。
容量は標準的な350mlほどと1〜3人くらいで使いやすいサイズでキレもバッチシです。

掛分マグカップ(W12xD9.5xH7.5cm/¥2,160/大塚雅淑)

大塚さんからは益子青磁、飴釉がそれぞれ藁灰釉と掛け分けられたマグカップが届いています。
釉が流れて溶け混ざった部分が美しく、1つずつ個体差もあって面白いです。
オーソドックスな形ですがやや開いた口縁は口当たりよく作られています。
8分目容量170mlほどと珈琲には勿論、小さすぎず大きすぎずの使いやすいサイズだと思います。

青磁掛分長皿(W21.5xD11xH2.2cm/¥1,512/大塚雅淑)

完売していた定番の長皿は今回青磁のみ再入荷しています。
切り身魚や玉子焼き、串物等に適したサイズですが、オードブルを盛り合わせてもイイですね。
おにぎりとかトマトやキュウリなんかもオススメで、居酒屋のおつまみっぽいものが似合います。
丸い器ばかりの単調な食卓のアクセントになりますし、小さめの長皿は何かと活躍しますよ。

 
■2015年より定休日が日曜となりましたのでご注意下さい■