W加藤を訪ねて’11夏(仁志さん編)
8月の21日から24日にいただいた夏季休業、実家への帰省とともに仕入れにも行ってきました。
8月22日(火)
岐阜県土岐市の加藤仁志さんの工房へお邪魔してきました。
少しだけ早く着いたので、すぐ側の「道の駅 志野・織部」へ。
名前からして美濃焼の里に来た感が高まります!
売られていた野菜を物色すると美味しそうで安く、帰りに寄ることを決める。
そして工房へ向かうと、仁志さんは素焼きの窯出し中でした。
出されたばかりの白化粧された粉引の鎬(しのぎ)カップ。まだほんのり温かかったです。
しかし、当店で取扱っているのは同じく鎬ですが白磁のほう。
最近は粉引の仕事の方が多いそうですが、いやいやどうして白磁もまたイイんですっ!
青みがかった古色風の色合いに、わずかに入る鉄粉。
女の人の多くが好きなテイストの白磁じゃないでしょうか?
そしてコチラは実際に見てもらってからか、個展でしか出されない穴窯で焼かれた白磁。
写真ではわかりませんが、ところどころ釉薬が流れたり灰が被ったりして窯変しています。
(手前の鎬の碗はガス窯焼成のもの)
注文してある通常のガス窯の白磁がもう少しかかるとのことで、少し分けてもらいました。
加藤仁志さんは岐阜県土岐市の生まれ。
大阪芸大や土岐の陶磁器試験場を出られ、2004年より独立されています。
仁志さんとは歳の差1つ、東海地方生まれで学生時代関西在住、0歳児の父とまたまた共通点が多く、前回の智裕さん同様に勝手に親近感を持っています♬
そんな彼が作る器はシンプルで実用的で、とても優しく柔和な雰囲気。
ご本人の人柄がホントによく表れています。
白磁鎬飯碗(Φ12xH5.7cm/¥2,520)と穴窯白磁面取マグカップ(持ち手含まずΦ9xH7.5cm/¥3,360)