6月のお休み&黒釉と粉引
西日本では梅雨入りし関東も間もなくしそうです。
雨自体は降ってもらわないと夏場の水不足や農作物への影響が心配されるのでいいのですが、保育園の送り迎えと洗濯がやっかい。
またお店をやっている人間からすると、都合よく夜間だけ雨ってのがベストです。
それはそれで飲食店さんや夜間勤務の人が困っちゃいますね…。
遅くなりましたが6月のお休みを。
定休日通りでなく申し訳ありませんが、休みが土日入れ替わるところが1週あります。
■6月のお休み■
7日(日) 14日(日) 20日(土) 28日(日)
勝手ながら20日(土)は友人の結婚式出席のためお休みいたします。
お間違いのご来店ありませんようお願いします。
そして替わりに翌21日(日)は営業させていただきますのでお立ち寄りくださいね。
30代も後半になり少なくなりましたが年に1回は同級生の結婚式に出席しています。
でも30前後での結婚式に比べ晩婚になると式や2次会での盛り上がりに欠ける気がします。
参加者の多くが既婚者で落ち着いてきて、年齢から体力と飲酒量も減少してきたのが原因!?
何はともあれ親しき友の門出、ジューンブライドとか言って雨の季節ですがどうか晴れますように。
さて器のご紹介。
今週も北窯松田共司工房のやちむん、平岩愛子さんの再生ガラスと届いています。
宮城工房のものと合わせて追加された北窯の棚は久しぶりに床まで並びました。
ただ今回は大阪の八田亨さんの新着分。
ガッシリとした作りで轆轤も力強いのですが、柔らかさや優しさも感じられる器たちです。
定番の青みがかった粉引とともに今回は新たに黒釉も届きました。
ピカっというよりビカっとした艶、鉄粉や細かな石も浮いていて表情も存在感もある黒です。
シンプルで何気ない形の器とこの釉薬とはバランスがいいと思います。
男性受けの良さそうなカッコイイ器ですが、食材や白ごはんの色も映えますよ。
黒釉 5寸鉢(Φ15xH5.5cm/¥2,700)、飯碗(Φ11.8xH6.5cm/¥3,240) ともに八田亨
この写真だとわかりませんが、横見だと細めの高台から立ち上がるラインが綺麗な5寸鉢。
重ね焼きの目跡があるものもあり、その白が色付いて馴染んでくるとイイ感じだと思います。
山かけマグロなどの1品や漬物盛り合わせとかがバッチリで、取鉢にも良さそうです。
径が小さめで深さのある形の飯碗はやや小ぶりで、女性や少食の男性向けのご飯茶碗です。
ビール飲むからお米は少しでとか炭水化物は控えめって男性にもオススメ。
粉引3寸輪花鉢(Φ10.5xH4.5cm/¥1,620/八田亨)
ツルっとした艶のある淡い水色に細かな貫入と力強い鉄粉が特徴的な八田さんの粉引。
見た目からチョコミントなんて呼ばれていますが、貫入が色付いて育っていくのも楽しめます。
前回好評だったシンプルな3寸鉢を今回は輪花のタイプでお願いしました。
シンプルな輪花で可愛いいのですが、粉引の表情に渋さもあり甘すぎることなくイイ塩梅。
きんぴらなどちょっとしたお惣菜や酒の肴の小鉢にどうぞ。
粉引 5寸リム鉢(Φ16.7xH5cm/¥2,700)、7寸リム鉢(Φ21xH6cm/¥4,320) ともに八田亨
何度目かの入荷となる7寸リム鉢とともに5寸サイズが新たに届きました。
浅めの形にクイッとリムが付けられた鉢は洋の食卓にも案外馴染んでくれます。
実寸5.5寸ほどの5寸はリムの分使い勝手が5寸鉢or皿といった感じで、1品から取鉢取皿に活躍。
定番となった7寸は食卓中央で炒めものや煮物やサラダの盛鉢に、またカレー皿にもと活躍。
どちらも多用途に使いやすい形とサイズです。
粉引どんぶり(Φ17.7xH9.5cm/¥4,104/八田亨)
轆轤目や吹き出た大きな鉄粉が力強い丼ぶりも届いています。
それでもその色合いから全体ではやはり優しくむしろ爽やかな印象になっています。
径に対して深めの形がシュッとして見え、うどんや蕎麦、袋ラーメンだって十分なサイズ。
カボチャの煮物なんかをゴソっと盛ったり、これからの季節は素麺鉢にしたりも良さそうです。
磁器で涼し気に
先日のテレビの影響でお客さんわんさか!
なんてことは全くなく、放送後すぐにお休みに入ってしまいましたし特に反響はありません♪
あ、でも番組をご覧になった男性に
「風間トオルさんと阿部寛さんは自分の世代のツートップですから」
とご来店いただいたのが嬉しかったです。
僕の世代のモデルだと誰だろう…ちょい上だけど村上淳さんとかARATAさんとかだったかな!?
そして遅くなってしまいましたが、先週は休業いただきありがとうございました!
沖縄入りと同時に梅雨入りして毎日雨が降ったり止んだりでしたが、おかげさまでやちむんと琉球ガラスの仕入も無事にでき既に先着の半分ほどは店頭に並んでいます。
息子が生まれてからは初の渡嘉敷島では親子で自然を満喫してきましたよ。
さて、お休み直前直後で阿部さん八田さん、北窯宮城工房にガラス工房清天と毎日のように入荷が。
全然ブログが追っついてませんが順に紹介していきますね。
まずは5月にしては異様に暑かったところに届いた阿部春弥さんの磁器。
阿部さんの磁器は繊細な仕事ながら割りと厚手で丈夫です。
レンジやラップをしての保存にも気を遣わなくていいですし、日常でガシガシ使いたいですね。
白磁面取コーヒーカップ(W10.8xD8xH7.4cm/¥3,024/阿部春弥)
丁寧に面取られ端正な形をしたコーヒーカップは標準的なサイズで容量150mlほど。
少し釉の流れや溜まりもあって味があり、青みを帯びた白磁に珈琲が映えそうです。
自分もですが夏でも珈琲はホット派な貴方、カップを涼し気なものにするだけで違いますよ。
白磁陽刻唐草文5寸皿(Φ15.2xH2.5cm/¥2,592/阿部春弥)
薄っすらと凸状に浮かび上がった唐草文が華やかで上品な5寸皿です。
フラットな形がお茶請けのケーキも綺麗に置け、おはぎなど和菓子でもイイ感じ。
取皿としても適当なサイズですし、1人分のお刺身やハレの日の1品にも良さそうです。
白磁鎬 リム小鉢(Φ15.5xH4cm/¥2,160)、6寸深皿(Φ17.5xH4.5cm/¥2,376) ともに阿部春弥
らせん階段状のちょっと変わった鎬がリムに入れられた器が2種。
細かな鉄粉や色合いが優しく、すっきり過ぎず五月蝿過ぎず料理や場面を選びません。
リム小鉢は中央にボリュームを出して盛れば大きめのリムが余白となり盛り映えします。
お浸しや冷奴もいいですし、5寸ちょっとと取皿や取鉢としても使いやすいサイズです。
6寸深皿は広めの見込みに縁が立ち上がった使い勝手のいいサイズと形。
家族のお惣菜に、また銘々の汁気ある煮魚や揚げ物に(染みの心配なし)、大きめの取皿にも◎
白磁7寸片口鉢(W21.5xD21xH5.5cm/¥4,536/阿部春弥)
広い見込みに平べったい形が特徴的な片口鉢。
白磁の大きなものはのっぺりしがちですが、縁のロクロ目や片口がアクセントになっています。
食卓中央の盛鉢として活躍するサイズで、装飾的な片口ですが手羽大根などの煮汁も注げます。
ルリ輪花小鉢(Φ12.5xH5.8cm/¥2,160/阿部春弥)
艶やかで深い瑠璃色が繊細な稜花の縁と相まって凛とした佇まいの小鉢。
淡くなったエッジのブルーも綺麗で、丸みのある形からシャープ過ぎることもありません。
濃色の器は食材の色が映えますし、苺やプチトマトなんかを入れるだけでも可愛いです。
同小鉢にひろうすの煮物
TVデビュー&粉引しのぎ
映る映らないもあるかと思いますがBS放送ってご覧になられますか?
自分は齢とともに地上波に見たいものが少なくなるにつれBSの視聴機会が少しずつ増えています。
“吉田類の酒場放浪記”“おんな酒場放浪記”や“おぎやはぎの愛車遍歴”とか面白いですよ。
そして“粋男流儀”!
【テレビ放映のお知らせ】
5月16日(土)23:30〜23:55 BSフジ『粋男流儀~遊びの美学~』にて当店の様子が放映されます。
もう明日とお知らせが急で申し訳ありませんが、よろしかったらご覧くださいませ。
※再放送は5月19日(火)23:55~24:25
混じりけのない、選び抜かれたものを味わう――本物の価値を知る大人の旅を演出するこの番組。
今回は、俳優・風間トオルとバイオリニスト・岡部磨知が知的にドライブ!学校や図書館など、教育施設が数多くある街、国立で、大人の品格を学ぶひとときを過ごす。まずは、学業の神様で有名な「谷保天満宮」で交通安全の祈願をし、快適ドライブをスタート。国立は、おしゃれな食器や文房具を扱う雑貨店が多い。その中の一つ「ライオンポタリー」で素敵な器を見つける。ここは、日本各地の窯元や作家の創る丈夫で使いやすい器や雑貨が並び、見ているだけでも楽しめる。
次週は、地物の野菜を使った料理が楽しめるカフェへ向かう。素敵な大人の一日をお楽しみに!
(以上BSフジ番組情報ページhttp://www.bsfuji.tv/top/pub/ikidanryugi.htmlより)
先月末に撮影があったのですが、風間トオルさんのカッコイイことカッコイイこと。
時は流れど小中学生のころトレンディドラマのなかで見た姿とあんまり変わってないような。
そして岡部磨知さんの音楽家のイメージを覆すギャルっぽさ。(失礼!)
オジサン恥ずかしくてちゃんと顔を見れませんでした。
お2人にはお買物もしていただきありがとうございました!
どんな器を選ばれたのかは放送でのお楽しみに。
さてさて、土岐の加藤仁志さんより粉引鎬の器が届きました。
加藤さんの粉引は艶のあるアイボリーで土ものながら透明感あるのですが、手掘りした原土も混ぜ入れており白化粧のムラや控えめの鉄粉とあいまって土味も感じられるものになっています。
また焼成後に作り手自ら米粉で煮沸して目止めしてあります。
(染みの心配が全くないわけではありませんがひと手間ありがたいですね)
粉引鎬 フリーカップ小(Φ9.3xH7.8cm/¥2,700)、マグカップ(W11.8xD9.3xH7.8cm/¥3,240)
ともに加藤仁志
定番となったマグカップの再入荷とともに、マグと同サイズで持ち手なしのフリーカップが新登場。
端正な形ながら太めの鎬(しのぎ)や素地が所々茶色く出ていて柔らかな表情です。
8分目容量180mlほどと珈琲にお茶にと何にでも使いやすいサイズ。
これは迷うところです。
マグは熱々だろうとハンドルがしっかり握れて佇まいも絵になる一方お茶やお酒はミスマッチ。
フリーカップは重ねて収納ができて飲み物を問わず使いやすく小鉢や蕎麦猪口としても活躍。
さぁお悩みを。
粉引鎬リム皿 Φ17cm(Φ17xH2.1cm/¥3,024)、Φ23cm(Φ23xH2.7cm/¥5,184) ともに加藤仁志
こちらも径17cmのものの再入荷とともに、径23cmの大きなサイズが新登場。
フラットなリム皿で洋の形ながら粉引の和な表情をしており、和洋問わず使いやすいと思います。
切り身魚のソテー等小さめのおかずに、ケーキ皿や少し大きめの取皿にと活躍する径17cm。
ステーキ等メインのおかずやパスタ他、家族の大皿料理や前菜等の散らし盛りには径23cm。
さぁお悩みを。
いや両サイズ揃えちゃってもいいですよ。