少し夏っぽく
“親の背を見て子は育つ”とはよく言ったものです。
息子の保育園お迎えから自転車での帰り道の出来事。
交差点で信号待ちをしていると脇の商店が閉店時間のためシャッターを閉め始めました。
するといつもは3歳の幼児らしい話しぶりの息子が突然
「うるせーなぁ」
といっちょまえな感じかつデカイ声で言い放ちました。
息子の前に乗っている自分もその商店の店主もビックリ!
お互い顔を見合わせてスミマセンな感じの苦笑いを浮かべるよりほかはありません。
ときどき大人みたいなことを言うんですよね。
親が友達同士等で話しているのを聞いてとかテレビを見てとかの影響だと思われます。
戦隊ものの悪役のセリフなんかも好きみたいで覚えてマネしたり…。
自宅ならともかく外だとヒヤヒヤ。
父ちゃんも気をつけねば。
さて、今週は荒れた天気の日もありましたが、徐々に暑く感じる日が増えてきましたね。
それに合わせ再生ガラスと有松絞りが届き、店内も少し夏っぽくなってきましたよ。
平岩愛子さんは沖縄で琉球ガラスを学んだ後、東京の青梅市で独立しガラス工房をされています。
廃瓶を利用した再生ガラス特有の柔らかな質感ではありますが、素朴でボッテリというよりは洗練されていて女性作家ならではの可愛さがあります。
ヒッチーグラスS(Φ7xH8.5cm/¥1,728)、M(Φ7.7xH11.2cm/¥1,944)、L(Φ8.6xH13.8xcm/¥2,160)
全て平岩愛子
定番のヒッチーグラス、基本色クリアは今年は3サイズの取扱となります。
斜めにほんのり入れられたモール(溝)の反射光が美しく、少し開いた縁の口当たりが優しいです。
8分目容量はそれぞれS:120ml、M:180ml、L:300mlとなっています。
小ぶりでかわいいSサイズは女性やお子さんの他、こまめな水分補給やちょっとした来客時に重宝。
標準的なMサイズは朝の牛乳や冷たい麦茶、ジュースなんかにぴったり。
大容量のLサイズは氷を沢山入れてもたっぷり飲めて、チューハイやハイボールのタンブラーにも◎
ヒッチーグラスSは4色展開
グラス裏には平岩さんの工房“glass studio Rainbow Leaf”のロゴマークが刻印
毎年人気のSサイズはクリア、オリーブグリーン、パープルに加え今年はイエローが新登場。
それぞれ落ち着いた色合いのグラデーションが大人な雰囲気で、色違いで揃えてもかわいいですね。
個人的にはカリフォルニア産などの軽いワインをカジュアルにガブガブ飲みたいグラスです。
毎年恒例、有松絞りのコースターも届きました!
有松絞りコースター各種(9x9cm/¥432)
昭和のデッドストック浴衣生地などの端材に裏地が張り合わされたコースター。
それぞれ1点モノで、職人さんの減少により今は作ることのできない絞り柄もあるようです。
和モダンとか言うのかもしれませんが、普通にオシャレだと思います。
有松絞りに関して詳しくは昨年の記事を。
そちらの本豆絞りの手ぬぐいも届いていますよ。
新着いろいろ
本格的に蒸し暑くなる前にと店のエアコンフィルターを掃除しました。
既に日中弱く入れている冷房の効きが全然違います。
最近の家庭用はお掃除不要のものもあり楽になりましたね。
店に備え付けのエアコンはかなり年季が入っており、型番から調べてみたら25〜6年前のもの。
それを掃除した掃除機は自分が一人暮らしを始めたときに購入したスティックタイプで18年目。
なかなかの組み合わせです。
どちらも特にトラブルなく現役ですし、最近の家電に比べ昔のものは丈夫な印象。
機械的にシンプルだから!?ですかね。
さて、実は今月は色々と小さな入荷がありました。
1人の作り手からドーンという通常と違い、お客様からのまとまった注文と合わせてとか、注文していた器のうち先に出来上がった分、また遅れていた分をとか届けていただくことがあります。
ちょっとまとめてご紹介。
灰粉引兜鉢(Φ12.8xH4.7cm/¥2,376)、灰粉引リム鎬7寸皿(Φ21.5xH3.2cm/¥4,536)
ともに叶谷真一郎
神戸の叶谷真一郎さんの灰粉引が先月のマグ、めし碗、5寸リム皿に追加で届いています。
浮き出た鉄粉や縮れた白化粧が土っぽくも、端正な形にしっとりした質感からどこか品があります。
兜(甲)鉢は鎧の兜を裏返したような形状で、リムと深さからバランスよく盛りつけしやすい鉢です。
お浸しやきんぴらごぼうみたいなお惣菜もグッとよく見えますよ。
リム鎬7寸皿は広くフラットな見込みに立ち上がったリムのカーブや鎬がキレイです。
こちらはメインのおかずからカレー、パスタにといった感じに多用途に活躍してくれます。
盆栽文八角長皿(W18.2xD11.5xH3cm/¥3,456/稲村真耶)
こちらはお客さまからの注文分と合わせてたくさん作っていただき再入荷しました。
やや青みを帯びた白磁の色合いに少し滲ませて描かれた盆栽の染付けが愛らしいです。
古物のような雰囲気のなかにどこかとぼけた感じもあり稲村さんらしい器だと思います。
1人分のお造りなんてバッチリですが、出汁巻き卵やエノキベーコン的な居酒屋メニューも◎
白磁輪花楕円鉢(W17.5xD16.5xH5cm/¥3,240/阿部春弥)
阿部春弥さんから白磁の器が届いています。
縁が花弁状になった輪花の鉢ですが、ゆるめの楕円になっています。
色合いや形が特徴的で食卓でアクセントになりそうです。
楕円の形から正面が決まり盛りつけしやすいのもポイント。
使い勝手のいい5.5寸の鉢のようなサイズ感で、大根と小松菜の煮物とかが合いそうです。
白磁鎬矢羽根 4寸甲鉢(Φ12xH4.5cm/¥1,512)、5.5寸甲鉢(Φ16.8xH6.3cm/¥3,456)
ともに阿部春弥
前回好評だった甲鉢が両サイズそろって再入荷しました。
同じようなサイズの甲(兜)鉢でも叶谷さんの灰粉引とはまた印象が違いますね。
リムに入れられた矢羽根模様の鎬には釉の濃淡が出ていてウットリ。
ちょっとした惣菜の小鉢に使い勝手が良さそうな4寸は青菜のお浸しなんて綺麗だと思います。
5.5寸は煮物やサラダ、つみれ汁みたいな汁物もいいと思います。
同5.5寸甲鉢に白菜とツナの炊いたん。あまりものの手抜き料理ですが美味しいですよ。
食の道具
気がつけば5月も半分が過ぎました。
前半はGWがあって不規則だったこともありなんかあっという間。
そして例年のような気もしますが、天気が不安定で風が強い日が多いですね。
5月前半の息子のブームは恐竜、プレーンズ、戦隊ものといったところ。
また知育玩具的なブロックやパズルはずっと好きで、飽きて暫くしない→思い出したようにやり再度ハマるを繰り返しています。
最近はそこに迷路が入ってきました。
以前は線が上手に引けない&グチャグチャになるのがイヤだったようですが最近はかなり上手に。
間違えてグチャグチャにならないよう指でやってできたらクレヨンで書くといいよと教えたものの
♪チャンチャーンチャカチャカチャンチャンチャカチャカ
とコチラも教えた運動会の曲!?を口ずさみながら最初からクレヨンで得意気にやっています♪
ハサミやセロテープなんかも上手に使いますし、だんだん使える道具が増えてきました。
さて、益子の原泰弘さんと関根理夫さんから食の道具など入荷がありました。
サイズによって完売していた定番すり鉢もまた4サイズ揃いました。
並白釉片口極小(W9.5xD7.8xH5.6cm/¥1,080)、小(W12.5xD10xH9cm/¥1,620)、
並白釉横手急須(最大幅W16.5xD10xH12.5cm/¥4,104) すべて原泰弘
原さんからは注器も届いています。
登り窯焼成による並白釉の青みを帯びたグレーと全体に入った貫入が優しい雰囲気です。
片口の極小は容量70mlほどでドレッシング等のタレ入れの他、塩辛など酒の肴の小鉢にもいいです。
容量220mlの小にはお酒はもちろん、素麺つゆやそれを割る水なんかを入れて食卓に出したいです。
前回好評だった横手急須も再入荷しています。
ハンドルタイプに比べると横手タイプは注ぎやすく、持ち手は手にしっかりフィットします。
茶葉がよく泳ぐ形で、標準的な湯のみ3〜4杯くらいの容量400ml。
並白釉すり鉢 SS(Φ12xH5.2cm/¥1,512)、S(Φ15xH6.5cm/¥2,160)、L(Φ22xH9cm/¥4,104)
XL(Φ25xH10.5cm/¥5,184) すべて原泰弘
定番となりました原さんのすり鉢です。
明るい色合いとやや浅く口の開いた形から器としても使いやすくなっています。
和え物やサラダ等そのまま食卓に出しても様になりますし、通常の鉢としての使用もいいですね。
ゴマや山芋だけでなく、離乳食、ドレッシングなどのタレ作り、和え物やツミレ、ポテトサラダなどなどサイズによって色々な用途にお使いいただければと思います。
またお味噌汁の味噌をすり鉢であたってからだし汁で溶きのばして鍋に加えるのはどうでしょう。
風味が出るとともに味がまろやかになり美味しいですよ。
(↑お客様に教えていただきました!)
また関根理夫さんから小物も届いています。
煤竹楊枝3pcs(長さ10.8cm/¥540)、煤竹マドラー(長さ18.5cm/¥540)
本山椒すりこぎ小(長さ20cm/¥864)、大(長さ25cm/¥2,160) すべて関根理夫
何十年と囲炉裏やかまどの煙で燻された煤(すす)竹で作られた楊枝とマドラー。
節の部分がアクセントになった楊枝セットには和紙で折られた簡易ケースが付属しました。
フォークや普通の爪楊枝じゃちょっとという来客時のお茶請けに添えたいです。
両サイズ完売していた本山椒のすりこぎ棒も再入荷しています。
殺菌作用があり古くからすりこぎに使われる本山椒の枝を1年以上かけて乾燥させてあります。
(木の皮の部分に特にその作用があるため、削り残してあるそうです)
並白釉すり鉢Lに本山椒すりこぎ大で益子すり鉢セット
こういった食の道具なんかもお手伝いを兼ねて子どもに使わせるといいかもしれませんね。