小さめのやちむん

先週末は暖かかったものの、街の木樹も紅葉し寒さが増してきました。
朝晩は結構な冷え込みで、東京もこの辺りだと今朝早くは1℃台!起きてブルっとしました。
(サッカーは熱かったですね!)

そんなわけで12月まで粘ろうと思っていたのですが敢えなく撃沈、パッチ(タイツ!?スパッツ!?)を先週より着用しています。
一度ぬくぬくを覚えてしまったら多少暖かな日も脱げなくなり、例年3月までお世話になることに。
20代のころはスキーとかでしか履かなかったのになぁ。
そして冬場は乾燥もするので、ハンドクリームやら化粧水やらも使っていたり。
乙女チックで恥ずかしいのですがカッサカサなもので…歳には勝てません。

 

さてさて、入荷後に棚の写真だけ載せていた読谷山焼北窯のやちむんを。
少なくなっていたご飯茶碗サイズのマカイや小皿などの小さめの器がまた充実しましたよ。
しかし沖縄本島はまだ朝晩も20℃前後みたいで羨ましいですねぇ。

楊枝壺(Φ5.5xH4.5cm/¥525)、ミルクピッチャー(Φ5.5xH6cm/¥630)、筒(Φ8xH10.5cm/¥2,310) 全て松田共司工房

食卓が明るくなりそうなキッチン周り小物が届いています。
楊枝壺に爪楊枝、筒にカトラリーを立ててテーブルに出しっぱなしにすれば沖縄の食堂みたいです。
また楊枝壺に小さなお花を生けたり、筒はペン立てにしたりもいいですね。
ミルクピッチャーも珈琲や紅茶だけでなく、ドレッシングなどのタレ入れにもどうぞ。

 
今回は“点打”と呼ばれるドット柄のものも沢山揃いました。
いわゆる水玉模様の様に規則的ではなくランダムに並んでおり、点々自体も釉が流れて涙のようになっていたり、イビツだったりとゆる~い雰囲気が人気の秘密でしょうか。

湯のみ各種(Φ8xH8.5cm/¥1,050/松田共司工房)

湯のみは容量150mlほど。
丸っこい形は両手で包みこみたくなり、口のカーブも唇に優しいです。

4寸マカイ各種(Φ12.4xH6.5cm/¥1,260/読谷山焼北窯)

通常のご飯茶碗サイズとなる4寸マカイの点打を並べて。
2色使い、単色とどれも可愛いですね。

4寸皿(Φ12.5xH3cm/¥1,260)、5寸皿(Φ15.8xH4.2cm/¥1,575) 全て松田共司工房

ちょっとした小皿として数があると何かと便利な4寸皿、取皿や小さめのおかずに活躍する5寸皿。
どちらも少し深さがあり、お出汁をいっぱい吸い込んだお惣菜など汁気のあるおかずも安心です。
5寸皿はおでんの取皿にもいいですね。
(個人的には出汁もゴクゴクいきたいので、しっかり深さのある鉢につゆだくが好みです♪)

4.5寸ワンブー各種(Φ14xH5.8cm/¥1,470/宮城正享工房)

4.5寸ワンブーも再入荷しています。
沖縄特有のワンブーという縁のある碗で、こちらは内寸11cmほどと使い勝手のいい小鉢サイズ。
深さがあってリムもあるので、切干大根なんかを高さをだして盛るだけで様になります。


冬の訪れに注器と食の道具

うぅぅ、あっという間に秋が終わり寒い冬がやってきてしまいました。
過ごしやすい気温で気持ちのいい秋晴れの日なんてあんまりありませんでしたねぇ。

冬を迎えるにあたってここ4年連続インフルエンザの予防接種を受けています。
最初は自分が感染して出産間近の嫁はんと生まれてくる赤子に移したら大変だなと始めたのですが、翌年からはお店を1人でやっているので何日も閉めるわけにはいかず習慣に。
独身時代はというと…していなかったです。
どうせ違う型のには感染するし平日病院行く時間ないし高いしって…責任感なかったですね。

今年も先の定休日に息子を連れて一緒に打ってきましたよ。
来月3歳の息子は行くのをイヤがっていたものの、しかめっ面だけで泣きませんでした。
かかりつけの女医さんがいつも優しいから我慢できたんですかね、去年はギャーギャーだったのに。
むしろ父ちゃんが「イデっ!」って声出そうであぶなかったです。

 

さて新着のご紹介。
今回は益子の原泰弘さんより届いた注ぐ器と食の道具です。

並白釉急須(最大幅W16.5xD10.5xH12cm/¥3,990/原泰弘)

温かいお茶が嬉しい季節に合わせ、淡いブルーグレーが優しい急須が届きました。
茶葉がよく泳ぎ美味しくお茶がいただけそうな形で、湯のみ3〜4杯くらいの容量400ml。
表面には貫入も入っており、お茶の色が入っていってもイイ雰囲気になりそうです。
ポット風なハンドルタイプは和洋使え見た目も可愛いですが、横手タイプは注ぎやすいですね。

並白釉片口極小(W9xD7.6xH5.6cm/¥1,050)、同片口小(W12.5xD10xH9cm/¥1,575) ともに原泰弘

同じく並白釉の片口が2サイズ。
極小サイズは60mlとドレッシングなどのかけだれ入れにちょうどいいサイズ。
また豆鉢として珍味などを盛ってもオシャレです。
小サイズは小となっているものの容量220mlとお酒にも十分で、これからの季節は鍋のお出汁やすき焼きの割り下なんかにも活躍してくれそうです。

おろし器S(W9xD14.3cm/¥1,260)、魚型おろし器(W7.5xD18cm/¥1,575) ともに原泰弘

置いてあるだけで絵になる陶板おろし器に魚型のものが仲間入り。
こんな白磁のおろし器なら食卓で生姜をおろすのも楽しくなりそうですね。
見た目だけでなくおろし具合も抜群です。

並白釉すり鉢 SS(Φ12xH5.2cm/¥1,470)、S(Φ15xH6.5cm/¥2,100)、L(Φ22xH9cm/¥3,990)
XL(Φ25xH10.5cm/¥5040) すべて原泰弘

並白釉すり鉢Sと本山椒すりこぎ(長さ約20cm/¥840/関根理夫)

定番となりました原さんのすり鉢も再入荷し4サイズ揃いました。
口が広く器としても使いやすい形と色合いなので、和物やサラダなど作ってそのまま食卓に。
ゴマや山芋だけでなく、離乳食、ドレシングなどタレ作り、和え物やツミレ、ポテトサラダなどなどサイズによって色々な用途に使い倒しましょう。


久しぶりの

前回お知らせの通り入荷が続いています。
まだかなまだかなと届かないときはなかなか届かず、入ってくる時はあれもこれもと続くものです。
一昨日は信楽の山田洋次さんからスリップウェアが久しぶりに届きました。
ブログが全然追っつきませんが先にちょっと雰囲気だけ。

アメ色とクリーム色のスリップウェア(山田洋次)

 

さてさて、まずは益子の及川静香さん。
こちらもかなり久しぶりの入荷なので、店頭で初めてお目にかかるお客様もいるかと思います。
アイドルにでもいそうな名前!?ですが“男性”の作り手さんです。
足で蹴りながら人力で回す昔ながらの“蹴ろくろ”を操り、土味のある器を作られています。

灰釉カップ(Φ9.2xH8.7cm/¥2,100)、粉引面取カップ(Φ9.8xH7.7cm/¥2,100) ともに及川静香

灰釉/粉引 めし碗(Φ12.2xH6cm/¥1,680/及川静香)

及川さんの粉引は厚手の白化粧が縮れてヒビ状になっており、鉄粉も浮き出て野趣溢れています。
かといって荒々しい感じではなく、素朴で優しい表情をしています。
また最近取り組まれている渋いグリーンの灰釉。
流れて濃淡のある深緑はマットな質感に、粉引同様に縮れた白化粧が程よく透けてイイ塩梅。

灰釉カップは8分目容量約200ml、粉引面取カップは180ml。
お湯のみとしてお茶はもちろん、こういうカップは珈琲も似合いますし焼酎もバッチリですね。

やや浅めのフォルムのめし碗は標準的なご飯茶碗サイズで、手取りが見た目より軽いのも特徴。
白ごはんをこんもり盛りたくなるようなシンプルですが味のあるご飯茶碗です。

刷毛目豆皿(Φ9.2xH2.2cm/¥840)、同4寸鉢(Φ12.5xH5cm/¥1,470)、
同5.5寸鉢(Φ16.5xH6.3cm/¥2,730) 全て及川静香

刷毛でぐるりと伸びやかに白化粧が掛けられた刷毛目の器が3種届いています。
抑えられた艶にしっとりとした質感で、カッコよくどこか品もありますね。

少し深さがあるので醤油皿として良さそうな豆皿ですが、梅干し2〜3個乗せるだけでもイイ感じ。
4寸鉢はご飯茶碗を浅くしたような小鉢で、お浸しやおから煮なんかが合いそうです。
肉じゃがが似合いそうな5.5寸鉢ですが、数人分の煮物やお惣菜にも使いやすいサイズです。

刷毛目5寸皿(Φ15.5xH2.7cm/¥1,890)、同7寸皿(Φ21.8xH3cm/¥3,990) ともに及川静香

全体円状に刷毛目が入った刷毛目皿はフチが少し立ち上がった平皿で、見込みはほぼフラットな形状となっています。
粉引の透明釉でなく淡い灰釉を掛けているため、僅かにうぐいす色っぽく見えるでしょうか。
鉄粉も無数に浮き出ており雰囲気あるお皿で、あえて洋食を合わせてもステキだと思います。

小さめのおかずや取皿向きの5寸皿ですが、平らなのでケーキ等洋菓子も盛りやすくオシャレです。
メインのおかず向きの7寸皿には鯵の開きなど干物、そしてパスタやカルパッチョもありかと。

刷毛目角皿(W18xD12xH2.2cm/¥1,890)、灰釉6.5寸鉢(Φ19.5xH8.5cm/¥3,990) ともに及川静香

刷毛目角皿の刷毛目は透明釉の掛かった通常のタイプで、小ぶりで少し深さがあります。
形を生かして切り身魚やだし巻き卵、また漬物盛り合わせなんかもいいですね。

深さがありどっしりとした灰釉6.5寸鉢は少したわんだところも味わい深い鉢です。
根菜の煮物なんかをドーンと盛ると良さそうですが、ラーメンやうどんの麺鉢としても使えそう。
実際にお客様が丼にとお求めになりました。

 
及川さんの器。
2年ほど前は無骨で男らしい反面粗さもあったのですが、なんかグッとよくなった気がします。
建て替え前の吉祥寺いせやで熱く語りあったのが懐かしい。