禁断のコーディネート

半月ばかりで半分位になってしまった北窯のやちむん、それに伴い店内のレイアウトも変更しました。
大テーブルがやっと空いたので、テーブルコーディネート?セッティング?での提案スペースに。

 
さ、まずは和食の基本である一汁三菜を!

 
あららら、そういえば当店には漆器のお椀の取扱が今のところない…。
出鼻をくじかれるも、そこは汁椀として使える陶器の碗で代用。
具の大ぶりな魚のあら汁や具だくさんな豚汁なんかは、小さめの通常のお椀より勝手がいいですしね。

む、ランチョンマットがほしい…豆絞り手ぬぐいでは季節的に厳しい。
これは商品にしろ備品にしろ用意しなければ。

 
献立なんかをイメージしてやりだすとこういうのは止まりません。

主菜は魚でここの副々菜は切干大根だからコッチのほうがいいか!
とか
でもそうするとこの器とこの器がケンカするなぁ…。
とか。

あーでもないこーでもない。

 
そうこうしてるうちに禁断の一節が脳裏をよぎります…が、気軽に口にするのは危険を伴います。
しかしそこは言ってこそオヤジ♪

「コーディネートはこーでねーと!」

林檎灰釉飯碗(¥2,730/増田勉)、白イッチン5寸マカイ(¥1,680/北窯宮城工房)、白磁鎬そば猪口(¥2,310/加藤仁志)、4寸切立ちドラ鉢(¥1,890/出西窯)、線彫り刺身皿(¥3,270/萬羽綾子)、染付ミニれんげ(¥630/小池芙実)、塗箸(¥504/SyuRo)

同白磁鎬そば猪口に切干大根


台風一過の青空とならず出西ブルー

昨日は店舗入口の貼紙とTwitterとblogにてお伝えすることで、悪天候による急なお休みとしました。
午後からの東京の天候や交通機関の混乱を振り返ると、正しい判断だったと思います。
悪天候のなかいらっしゃったお客様がもしおられましたら、この場でお詫び申しあげます。

その台風15号は昨日関東を通りぬけ、今日は清々しいほどの台風一過の青空になるのでは!!
…と期待しましたがダメでしたね。
午後からは曇り空で雨も降ってしまいました。

 
待望の青空の代わりに、何ともいえない吸い込まれそうなブルーの器をご紹介します。

出西窯の「縁鉄砂呉須釉皿 (ふちてっさごすゆうざら)」。
この特徴的な瑠璃色は「出西(しゅっさい)ブルー」と言われています。

出西窯は60数年前より島根県出雲市で地元の土にこだわって生活陶器をつくっている窯元で、
柳宗悦や河井寛次郎に浜田庄司、 バーナード・リーチら民藝の巨匠に指導を受けたことで有名です。
民藝運動に関わり影響を受けた窯元は多くありますが、日用品としての洗練具合では群を抜いていると思います。

 
レタスのグリーン、トマトのレッド、卵の黄色、豆腐の白。
料理が映える出西ブルーはまた、盛り付ける料理の和洋を選ばないところも嬉しいですね。

縁鉄砂呉須釉皿(3.5寸/¥1,050 , 5寸/¥1,470 , 6寸/¥2,205 , 7寸/¥3,675 , 8寸/¥5,565)

同5寸皿にごま豆腐

 

■ 9月後半のお休みのお知らせ ■

26(月) 27(火) 28(水) 29(木) 30(金)

27日〜30日を臨時休業させていただきます。
ご迷惑おかけします。


青は藍より出でて藍より青し

表題のことわざ(故事)、弟子が師匠より優秀になるというような意味ですね。

ふむふむ、親子関係にも当てはまるのでは?
父の背中を見て育ち、いずれは父を超えていく。
自分の息子には軽々と鼻歌交じりスキップで超えて行ってもらいたいものです!
私といえば…バッチシ身長だけは♬

 
本日より店内の大テーブルは涼しげに青いうつわが勢ぞろいしています!
出西窯の深い呉須に湯町窯の海鼠釉、北窯與那原さんのペルシャブルーなどなど。