土もので秋らしく

さんまの美味しい季節ですね。
息子含め肉より魚派の我が家では例年この時期は頻繁に塩焼きが登場するのですが、今年はサイズも小さいのが多く値段も高め…よってまだ2回しか食べてません!

先日”ためしてガッテン”でさんまの塩焼きの美味しい焼き方をやってましたよ。
焼く前に10倍に希釈したみりんを塗ってから振り塩ってのがポイントみたいです。
んで片面グリルなら余熱3分のあと表5分に裏4分であとはお皿の上で2分余熱。
実際に嫁はんがやってみたところ外は焼き目バッチシ、中はジューシィーでした♪
詳しくはググッてみてくださいね。

 

さて益子の及川静香さんから届いた秋色の器。
写真だとガサッと無骨にも見えますが、表面はしっとりとして優しく手取りも軽いのが特徴です。
また土っぽい焼物ながらカジュアルで和洋使える感じが現代的じゃないでしょうか。

鉄釉掛分 削りカップ(Φ9.3xH7.4cm/¥2,160)、削り飯碗(Φ13xH6cm/¥2,376) ともに及川静香

ザクっと削り入れられた鎬に鉄釉の濃淡が味わい深いシリーズ。
内の粉引のクリーム色との対比も温かみがあり、渋さと可愛さが相まってイイ塩梅です。

定番人気のカップは8分目容量150mlとお湯のみに珈琲カップ代わりにと使いやすいサイズ。
お初の飯碗は標準的なご飯茶碗サイズですが、やや広めの径に浅めの形で洗練されています。
白ごはんが美味しく見えそうです。

粉引 削りマグ(W11.5xD9.2xH8cm/¥2,592)、面取スープマグ(W14.3xD13xH6.2cm/¥2,592)
ともに及川静香

内外全体が粉引のカップも2種類新登場。
マグは先のカップ同様の鎬、スープマグは面取と手仕事感のある装飾と色合いが優しいです。

マグカップは8分目で160mlほどと珈琲向きサイズで珈琲との色合いもバッチリです。
スープマグはポトフのような具沢山でも対応できる大きめサイズで容量250mlほど。
サラダやデザート、朝食のグラノーラなんかにも使いたいです。

粉引6寸皿(Φ18.4xH3.3cm/¥2,592/及川静香)

同じく粉引で細めのリムが付いた6寸の平皿も初めての入荷です。
シンプルな形に所々鉄粉も浮いた優しいクリーム色が料理の色や和洋も選びません。
少し深さもあるので1人分の煮魚やハンバーグといったおかずから大きめの取皿にもオススメ。
フラットではないのですがケーキ皿にも良さそうです。

粉引楕円皿 小(W24.2xD16.5xH1.8cm/¥2,592)、大(W28xD21xH2.5cm/¥3,672)
ともに及川静香

前回好評だった楕円皿に小さいサイズが加わり大小揃って届きました。
大きめのリムの付いたオーバルプレートでも及川さんの粉引だと古物のような寂びた雰囲気で、いかにも洋食器といった感じには全然なりませんね。

小は6寸皿くらいの使い勝手で、オムレツやチキンソテー他えのきベーコン的な居酒屋メニューに◎
晩酌のお供に生ハムとチーズとかのオードブルにもちょうどいいです。
大は7〜8寸皿くらいのサイズ感で、大皿料理はもちろん家庭的なナポリタンなんかも似合います。

刷毛目 角皿(W17.8xD12xH1.8cm/¥1,944)、長皿(W29xD12xH1.5cm/¥3,240)
ともに及川静香

刷毛目といわれる白化粧がザザッと刷毛の跡を残して塗られた角皿と長皿が再入荷しています。
縁の処理に違いがありますが、両者力強くも落ち着いていてどこか品があります。

角皿は切り身魚やだし巻き、おにぎりにといったサイズですが、少し深さもあるので重宝します。
長皿はお魚料理や前菜を盛り合わせたり、また普通に唐揚げなんかをゴロゴロ並べてもイイ感じ。
スーパーのお寿司だって移して食べれば気分が全然違いますよ。

同長皿に秋刀魚の塩焼き


臨時休業&益子より

保育園に行くと息子とお友達が一緒に元気いっぱいで挨拶してくれます。
朝からとても嬉しいのですが言葉遣いがいけません。

園児「おっさんバイバーイ♡」

自分「誰がおっさんやねんっ!」

せめて”おっちゃん”や”おじさん”と呼びなさい。
とは言えこのやりとりでケラケラ楽しそうに笑っている子どもたちが可愛いんですよね。

 
さて、こちらでのご連絡が遅くなり申し訳ありませんがお休みのお知らせを。
来週の火曜から臨時休業をいただき仕入等で沖縄に行ってきます。

20代半ばから10年以上年1〜2回行っていたのに、ここのところなかなか都合がつかず2年ぶり。
前回は息子のイヤイヤ期まっただ中で大変でしたが今回は沖縄が梅雨なので天気が心配です。

 
■臨時休業のお知らせ■

5月19日(火) 〜 23日(土)

 
24日(日)の定休日含め6日間続けてのお休みとなりご迷惑おかけします。
その都合17日(日)は久しぶりに日曜日の営業となりますので遊びにきてくださいね。

 

新着品のご案内を。
先の益子陶器市に合わせて入荷したものや会場で少し分けてもらってきたものなど全て益子の作り手によるものです。

並白釉すり鉢 SS(Φ12xH5.2cm/¥1,512)、S(Φ15xH6.5cm/¥2,160)、M(Φ17xH7.3cm/¥3,024)、L(Φ22xH9cm/¥4,104)、XL(Φ25xH10.5cm/¥5,184) 全て原泰弘
本山椒すりこぎ小(長さ20cm/¥864)、大(長さ25cm/¥2,160) ともに関根理夫

登り窯で焼かれた原さんの定番すり鉢が再入荷しています。
今回新たに6寸弱のMサイズが加わり5サイズとなりました。
ゴマや山芋だけでなく、離乳食作りからドレッシングやバジルソースなどタレ作り、和え物やツミレにポテトサラダなどサイズによって様々な用途にお使いください。

そして口の開いた浅めの形に明るい色合いなので器としても使いやすいのも特徴です。
和え物やサラダ等をそのまま食卓に出しても様になり、通常の鉢として煮物等もいい感じですよ。
同じく益子の関根理夫さんによる本山椒のすりこぎ棒も用意していますので合わせてどうぞ。

並白釉 湯のみ(Φ7.7xH8cm/¥1,620)、面取マグカップ(W12xD9xH9.2cm/¥1,944)
ポット(W18.5xD8.7xH13.5cm/¥4,320) 全て原泰弘

同じく原さんの並白釉の器もいくつか。
厚手の作りで素朴な温かみがあり、ほっこりとお茶の時間を楽しめそうです。

丸みを帯びた太鼓型の湯のみは潔いほどのシンプルさが返って新鮮。
8分目容量160mlほどで、貫入や内側には徐々に色づいてきて味が出てきそうです。

手仕事感の見られる柔らかな面取が施されたマグカップは容量200mlほど。
ガッシリとした作りなので職場でのご使用にもオススメです。

モダンなポットは原さんの珈琲ポットを急須にもなるよう少し改良お願いしたもの。
内側注ぎ口手前には茶漉しが付いていてお茶や紅茶にもお使いいただけます。
容量300mlほどとちょうど2杯分ってところで、1人暮らしの方にもオススメです。

深緑そば猪口(Φ8.8xH5.8cm/¥1,404)、粉引ポット(W16xD10xH12cm/¥4,860) ともに中村恵子

中村恵子さんからは深緑のそば猪口と定番の粉引ポットが先に届いています。
女性の作り手らしい可憐さと洗練された形、それでいて使い勝手もいいんです。
プレートや長皿などもろもろが来月くらいに届くかと思います。

黄色や黒も見え隠れし表情豊かなオリーブ色をしたそば猪口は8分目容量110mlほど。
小ぶりで口が開いた形が小鉢やデザートカップにも使いやすそうです。

縮れた白化粧のヒビや焼き色が渋い粉引ポットはちょこんとした首や高めのハンドルなど個性的。
注ぎやすくキレも抜群で、中に茶こしアミが入っているのも嬉しいですね。
容量350mlほど。釉違いの深緑はもう少しお待ちください。

青磁縞々煎茶碗(Φ9.6xH7cm/¥1,296)、青磁掛分マグカップ(W12xD9.5xH7.5cm/¥2,160)
ともに大塚雅淑

若くして伝統工芸士でもある大塚さんは益子の伝統を継承しつつ現代的な器を作られています。
今回夏場にも涼し気な益子青磁のカップが入荷しました。

益子青磁と泥並の伝統釉による縞々に綺麗な曲線で洋の雰囲気もある煎茶碗が再入荷。
8分目容量は標準的な150mlほどで、こちらもお湯のみの他ヨーグルトなんかにも良さそうです。

益子青磁と藁灰釉による掛分けのマグカップも届いています。
少し返った口縁は口当たりよく、8分目容量170mlほどで珈琲の色と合って美味しく飲めます。

刷毛目ぐい呑み(Φ7.5xH3.7cm/¥1,944)、刷毛目片口(W12.5xD9.7xH8.5cm/¥3,672)、
刷毛目片口大(W13xD10.2xH9cm/¥4,104)、薪窯焼成白釉片口(W14.5xD9.5xH8.5cm/¥4,320)
全て及川静香

最後は及川静香さんの土っぽく男らしい酒器。
勢いある刷毛目や大小の鉄粉が力強くも、荒々しいというよりは堂々として落ち着いた雰囲気です。
冷酒や常温で飲む美味しい日本酒は酒器にも拘って楽しみたいですね。

片口の容量は左から程よいところで250ml/200ml/220mlと1合ちょっとは入ります。
お酒を飲まれない方も素麺つゆなんかを入れて食卓に出すのもイイかもしれません。
ぐい呑みは香りが立ちやすい広口で、豆鉢としても使いやすそうです。


土味あふれる器

週初めに飾った新年のお花が元気です。

お花屋さんで付けてもらうこともありますが、切り花の延命剤の効果って結構なものですね。
今回もそのおかげか6日目の今日でも変わらず綺麗に咲いています。
夏に比べれば日持ちする冬だとしてもエアコンの温風が当たって環境的にはよくなさそうなのに。

お花でできるなら人間だってできそうなものですね。
同じように水に希釈して飲めば、体力的なことは別としてお肌も髪も若々しくキープしますとか。
開発したらノーベル賞もんでしょう。

密かにもう出回ってます?
ま、まさか、当店に多数ご来店いただく美魔女の方々は既にお使いでしょうか。

 

さて、並んだ写真だけ載せていました及川静香さんの器を個別にご紹介。
浮き出た鉄粉や化粧土の縮れ割れなど土味溢れ、たわんでいたりと個体差もあり味わい深いです。
新着いっぱいでちょっと写真が多いですが最後までご覧ください。

削りカップ(Φ9.3xH7.2cm/¥2,160/及川静香)

僅かに螺旋状となった鎬がザックリ削り入れられたカップです。
無骨な作りながらも内の粉引のクリーム色と外の鉄釉の焦げ茶の対比で優しい印象。
8分目容量160mlほどで、お茶に珈琲に焼酎にと何にでもお使いいただけます。

削り丼鉢(Φ19xH9.5cm/¥4,104/及川静香)

同意匠の丼鉢はラーメンにも十分なサイズで存在感ありますが手取りは意外に軽いです。
釉の濃淡や鉄粉も大きい分目立つので見どころも多く味わいありますね。
麺類はもちろん、大きく切った根菜の煮物や家族のサラダをドーンと盛ってもカッコイイですよ。

刷毛目長皿(W29.5xD12xH1.5cm/¥3,240/及川静香)

サンマもOKな長皿が届きました。
刷毛で塗られた白化粧の表情や縁の処理は荒々しさと静けさのどちらも感じられる気がします。
お魚料理や前菜盛り合わせ等に、また案外普通に唐揚げなんかをゴロゴロ並べてもイイ感じ。
パック寿司もコチラに移して食べれば回らない寿司屋気分!?

粉引楕円皿大(W27.5xD20.5xH2.5cm/¥3,672/及川静香)

リムもついておりオーバルプレートって形ですが及川さんの粉引だと古物のような佇まい。
同じ粉引のオーバルでも加藤仁志さんのものとは全然違う雰囲気になりますね。
7.5寸皿くらいの使い勝手で、家族の大皿やメインのおかず、パスタもちょうどな感じ。
こじゃれたパスタってより家庭的なナポリタンとか焼きうどんが似合いそうです。

粉引めし碗小(Φ12.2xH6cm/¥1,728)、粉引6寸鉢(Φ18.8xH5.5cm/¥3,456) ともに及川静香

粉引のご飯茶碗は小となっていますが、実寸は標準的なサイズとなっています。
真っ白のご飯茶碗はお米の白がいまいち美味しく見えないですが、クリーム色はイイ感じですよ。
6寸鉢は細めのリムがあることでちょっと洋風な雰囲気も。
おでんや汁気のある煮物なんかもいいですし、ロールキャベツやシチューなんかも◎

粉引面取り鉢(Φ13.5xH6cm/¥2,376)、灰釉4寸鉢(Φ12.2xH5.3cm/¥1,512) ともに及川静香

お鍋にも良さそうな鉢も2種。
これまでに何度かご紹介している面取カップ同様、不均一に面取られた粉引の鉢が新登場。
シュッと立ち上がった形と4.5寸ほどのサイズが小鉢に取鉢に使いやすいと思います。
また濃淡あるマットな鶯色に下の白化粧の縮れも透けて表情豊かな4寸鉢。
径の割りに見込みが広いので意外に量が盛れて、派手さはないけど何気なさがイイ小鉢です。

同4寸鉢に新年の煮しめ

 
■2015年より定休日が日曜となりましたのでご注意下さい■