季節の変わり目

秋らしくなったなぁと思っていたのも束の間、ここのところ汗ばむ陽気が続いた10月。
しかし一転今日からずっと雨で最高気温も一気に15度近く下がりました。
寒暖差が激しい時期とはいえ不安定はなはだしいです。

 
そんな季節の変わり目、我が家にも大きな変化がありました。
昨年末より育児休暇中だった嫁はんの職場復帰が早まり今月から出社しています。
それに伴い自分も兼業主夫復帰、息子氏も間もなく学童へと新生活です。

じゃあ娘ちゃんは保育園!?
ってサクッと入れたらいいのですが、見事お兄ちゃんで何度も経験した保育園難民となりました。
ただ想定はしていたので、まずはなんとか来春1歳児で入園できるよう“保活”です。
選考での加点条件、認可外保育園やベビーシッターさんを1回4時間以上週3日以上利用することに。

なので今月から火〜木のOPENから夕方までベビーシッターさんに来てもらっています。
先週は慣れずに自分がいなくなると階上でギャン泣きでしたが今週でだいぶ慣れたかなぁ。
OPEN前の朝から5時間は自分とマンツーで過ごす蜜月の時間、日によっては修羅場ですね。

問題は月曜は定休日だからいいとして金曜もなぜかお願いしていないこと。
お兄ちゃんのとき同様に週1くらい店番一緒にしよっかなと。(費用面からですが…)
年中さんの冬と0歳児(10ヶ月)じゃ勝手が違いますが、抱っこ紐のなかにいるだけだとしても人見知りとかなくなりそうですしね。

2代目子ども店長どうぞよろしくお願いします!

 

さて、随分と経ってしまった及川静香さんのうつわの新着分。
及川さんには今年も年末に志村和晃さんとの2人展をお願いしています!

その前に定番品や最近の仕事からオススメしたいものが届いています。
秋らしい色合いでちょうどこれからの季節の食卓にイイ感じじゃないでしょうか。
既に在庫が少ないものもあり申し訳ありませんがご紹介しますね。

鉄釉掛分削りカップ(Φ9xH7.7cm/2,160yen/及川静香)

定番の削りカップが再入荷しています。
ザクッと削り入れられた鎬に濃淡ある鉄釉が味わいあるフリーカップ。
内は粉引に掛け分けられていてその色合いの対比が優しく温かみがあります。

8分目容量は160mlとお湯のみにはもちろん、珈琲カップ代わりにも使いやすいサイズです。
これからの季節は焼酎お湯割りもオススメ。

灰釉5寸鉢(Φ15xH5.2cm/3,024yen/及川静香)

灰釉のモスグリーンに立ち上がりの部分は呉須と飴釉も複雑に混ざってカッコイイ中鉢。
リムはシュッとしているだけでなく持ちやすくもなっています。
昨年末の二人展で小鉢が好評だったので今回お鍋の取鉢にも良さそうな5寸でお願いしました。

窯のなかの入れられていた場所による温度差で釉調が異なったものが届いています。
よく溶けてテカっとしたもののほかマットなものもありそれぞれ面白いです。

粉引オーバル皿 小(W24.5xD16.8xH2.5cm/2,592yen/及川静香)

こちらも定番となっている粉引の楕円皿。
大きめのリムの付いたオーバルプレートながら及川さんの粉引だと古物のような寂びた雰囲気です。
いかにも洋食器って感じにならないので食卓で他のうつわとも合わせやすいですね。

小は6寸皿くらいの使い勝手で、オムレツやチキンソテーなどのおかずやパン皿なんかにイイ感じ。
晩酌のお供に生ハムとチーズとかのオードブルを盛りあわせたりもいいですよ。
(大サイズも届いているのですが残り1枚なので割愛しました)

青釉平皿 大(Φ21.5xH2cm/3,672yen/及川静香)

青釉平皿 小(Φ14.2xH1.6cm/1,728yen/及川静香)

こちらも昨年の二人展時の新作で好評だったうつわです。
個性的な台皿ともいわれる形に、明るく表情もあるけど落ち着いた色合いのブルー。
料理の色も映えますし普段の食卓にも特別な食事感を演出してくれそうです。

大は7寸のプレートくらいの使い勝手のいいサイズ感。
ステーキやら肉料理、前菜盛り合わせやバゲッドを並べたりがいいんじゃないでしょうか。
小は4.5寸と大の取り皿サイズですが、1人分のお刺身やお茶請けの和菓子もケーキもぴったりです。
及川さん自身はお漬物をイメージされたそうですよ。


阿部春弥展ご案内&新着

気がつけば今日から9月。
昨日今日と涼しく夏ももう終わりの気配ですね。

ブログがご無沙汰してしまいましたが夏季休業明け先週より通常営業しています。
そしてニッパチと言われ暇な8月なのに、連日数多くのお客さま(当店比)にご来店いただきました。
東急電鉄の沿線フリーマガジンに掲載された反響のようです。
(“SALUS(サルース)”9月号の特集「はじめての器選び」に掲載いただきました。ありがたや〜!)

ネット及びSNS全盛のこの時代でもアナログな雑誌やフリペーパーもまだまだ影響力あるようです。
それぞれの良さがありますし、新聞含め紙媒体も残っていってほしいなと思います。

 

さて先のブログでも触れていますが会期が今月末に迫ってきましたので改めて作品展のご案内。
阿部春弥さんの個展を今月23日(土)より開催いたします!

 
      【阿部春弥展】

9/23(土)〜9/30(土)の8日間(期間中は無休)

   初日23日(土)に阿部春弥さん在店

 
※展示準備のため勝手ながら9月21日(木)22日(金)は臨時休業させていただきます

紙媒体であるDMも上がってきました。

 
長野県上田市にて白磁のうつわほか磁器専門に作陶されている阿部春弥さん。
2013年の松本のクラフトフェアでお声掛けして以来4年ほどお付き合いさせてもらっています。

3ヶ月前に少量入荷のご紹介はしていますが、学大に移転してきてからドーンとまとまった入荷がなかったので、今回の個展を心待ちにされている方も多いんじゃないでしょうか。

 
古陶からの影響も見受けられる凛とした佇まいの阿部さんの磁器。
磁器特有の硬質さや無機質さより、釉調や手仕事の風合いによる優しさのほうが感じられます。
また繊細な仕事ながらうつわの作りはしっかり、他所行きでなく日々の食卓で活躍するうつわたち。

ほんのりと青みがかり艷やかで透明感のある白磁、吸い込まれそうな深いルリ釉、そして当店では初めての黄磁と淡ルリの4色が個展を彩ります。

開催まで3週間、どうぞ楽しみにお待ちくださいね。

 

と、その前に入荷情報。
夏季休業明け入荷ラッシュでして、個別の紹介は後日になりますが並んだ様子などご覧ください。

中村恵子さんより秋色のうつわが届いています。うつわも衣替えどうでしょう。

稲村真耶さんの工房よりウットリしてしまう磁器を連れ帰りました。

及川静香さんから土味あるうつわが届きました!


及川静香・志村和晃のうつわ5

二人展“及川静香・志村和晃のうつわ”も7日目が終わり明日10日(土)が最終日。

いやいやほんと早いです。
連日作品画像をあげてきましたが、少しでも2人のうつわの魅力が伝わっていると嬉しいです。
どうぞ明日の最終日に足をお運びください。

それでは最後は今作品展の1点物や大物のなかからご紹介。
(売り違いはご了承ください)

呉須染付8寸皿(Φ25xH4.2cm/4,536yen/及川静香)

鉄伊羅保8寸皿(Φ24.7xH5cm/4,752yen/及川静香)

灰釉8寸鉢(Φ24.7xH7.5cm/6,480yen/及川静香)

楢灰釉大鉢(Φ27xH8cm/8,640yen/及川静香)

楢灰釉削り壺(Φ14.5xH23cm/19,440yen/及川静香)

染付瓔珞文ポット(最大容量450ml/8,640yen/志村和晃)

染付唐草文蓋物(Φ11xH11.5cm/5,832yen)、
白磁蓋物(Φ13.5xH8.7cm/5,400yen) ともに志村和晃

白磁透かし彫筒(Φ9xH13.3cm/7,560yen)、
染付六角透かし彫筒(Φ9xH12.8cm/8,208yen) ともに志村和晃

染付瓔珞文筒花瓶(Φ11xH20cm/9,720yen/志村和晃)