愛と勇気とフラットなお皿と

今月の初めに1歳の誕生日を迎えた息子くん。
祖父母など親戚や知人からの玩具のプレゼントにご満悦です。

 
キャラクターものは買い与えないでおこう!

生まれる前から夫婦で話していました。
しかし最初に覚えた言葉は「アンパン(マンは言わない)」…。

そんなに好きならと、不本意ながらも出先でグズッたとき用に小さな絵本を買い与えました。
すると次第に親の拘りも消えていき、頂きものも含めあれよあれよと増殖。
今ではバイキンマンやドキンちゃんの人形もいらっしゃいます。
まぁ「親の趣味より子供の興味」ですね。

 
♪アンパンマンはきみ〜さ〜 元気を出して〜

おかげであまり知らなかったアンパンマンに詳しくなりました。
自信をなくしてくじけそうになったら、イイことだけ思い出しましょう!
(「アンパンマンマーチ」は歌詞が深くて有名ですが「アンパンマンたいそう」の歌詞も胸熱!)

 

岐阜県土岐市の加藤仁志さんより少し入荷しました。
長らくお待たせしていたリム皿も3サイズ揃ってます。

当店定番の白磁の鎬(しのぎ)シリーズです。

加藤仁志さんの白磁は、少し青みがかった色合いと控えめに浮き出た鉄粉が特徴。
ひんやりとした印象になりがちな磁器ものですが、とても優しく温かみが感じられます。

 
こちらのリム皿、シンプルですが鎬の入ったリムにより程々に主張もしています。
そして見込み部分がほぼフラットなため、ケーキやサンドイッチなんかも綺麗に盛りつけられます。
オードブル等を盛り合わせにした際、味が混ざりにくいのもフラットなお皿の良いところですね。

14.5cmは銘々皿としてや、モンブランやシュークリームのような小さめのケーキ皿として、17cmはおかずや通常のカットケーキのお皿に、23cmはパスタやメインディッシュに良さそうです。
そうそう、餡パンにも…。

白磁鎬リム皿(Φ14.5xH1.7cm/¥1,890 , Φ17xH2cm/¥2,625 , Φ23xH2.6/¥4,410)/加藤仁志

同リム皿(Φ23cm)に牛ステーキサルサソース


W加藤を訪ねて’11夏(仁志さん編)

8月の21日から24日にいただいた夏季休業、実家への帰省とともに仕入れにも行ってきました。

 
8月22日(火)
岐阜県土岐市の加藤仁志さんの工房へお邪魔してきました。

少しだけ早く着いたので、すぐ側の「道の駅 志野・織部」へ。
名前からして美濃焼の里に来た感が高まります!
売られていた野菜を物色すると美味しそうで安く、帰りに寄ることを決める。

そして工房へ向かうと、仁志さんは素焼きの窯出し中でした。

出されたばかりの白化粧された粉引の鎬(しのぎ)カップ。まだほんのり温かかったです。

しかし、当店で取扱っているのは同じく鎬ですが白磁のほう。
最近は粉引の仕事の方が多いそうですが、いやいやどうして白磁もまたイイんですっ!
青みがかった古色風の色合いに、わずかに入る鉄粉。
女の人の多くが好きなテイストの白磁じゃないでしょうか?

そしてコチラは実際に見てもらってからか、個展でしか出されない穴窯で焼かれた白磁。
写真ではわかりませんが、ところどころ釉薬が流れたり灰が被ったりして窯変しています。
(手前の鎬の碗はガス窯焼成のもの)

注文してある通常のガス窯の白磁がもう少しかかるとのことで、少し分けてもらいました。

 
加藤仁志さんは岐阜県土岐市の生まれ。
大阪芸大や土岐の陶磁器試験場を出られ、2004年より独立されています。
仁志さんとは歳の差1つ、東海地方生まれで学生時代関西在住、0歳児の父とまたまた共通点が多く、前回の智裕さん同様に勝手に親近感を持っています♬

そんな彼が作る器はシンプルで実用的で、とても優しく柔和な雰囲気。
ご本人の人柄がホントによく表れています。

白磁鎬飯碗(Φ12xH5.7cm/¥2,520)と穴窯白磁面取マグカップ(持ち手含まずΦ9xH7.5cm/¥3,360)