輪花と稜花!?カルパッチョとマリネ!?

器のカタチに関するお話。

口縁が花型となっているお皿や鉢を見かけることがあるかと思います。
ここ数年流行っているように思えますが、種類でいうと中皿や小鉢が多いですかね。
当ブログでもこれまでにいくつか紹介してきました。
(左の検索窓から“輪花”で検索してみてください)

花びらの数や角度など器によって様々ですが、そのカタチで2種に呼び分けられています。

花びらの先端が【 ( 】丸くなったもの = 輪花
花びらの先端が【 { 】尖っているもの = 稜花

となります。

モチーフが花なので乙女チックになりがちですが、シブいものや端正で凛としたものも多いです。
丸い器が中心の食卓でアクセントになりますし取り入れてみてはいかがでしょう。

 

話しは変わってカルパッチョとマリネの違い。
どちらも家庭でもつくりやすく美味しいですよね。
食材や味が似ていることから混同しやすいのでざっくり違いを書くと

カルパッチョ = 生の肉や魚の薄切りにオイル系やマヨネーズ系のソースを上から掛けた“料理名”
マリネ =食材を酢の効いたオイルやワイン等に漬け込んで柔らかく保存が効くようにする“調理法”

となります。

また盛り付けはどちらかというとカルパッチョは平らに広く、マリネは高さを出してって感じですね。
魚介とは限りませんが、魚介類が好きな島国日本では浸透しやすかったみたいですよ。

淡緑釉稜花平鉢(Φ17.5xH5cm/¥2,940/志村和晃)

同平鉢にエビとホタテのマリネ


子供の喧嘩にマグカップ

“子供の喧嘩に親が出る”

「つまらないことによけいな口を出すことで、大人げないことのたとえ。子供同士の他愛のない喧嘩に、それぞれの親が干渉すること。」
ということわざ。

ふむふむ。
字面そのままの意味から転じて、大人げない口出しって意味なんですね。

 
先日1歳10ヶ月の息子が半年お兄ちゃんのお友達とケンカをしました。
会ってからオモチャの取り合いをちょくちょくやっていたのが、ついに芝生の上で転がってお互い泣きながらの取っ組み合いに。
学生時代の友人が集まってのBBQでのことなので、親も止めるでもなく横目で見ていました。
暫くするとウチのが友達の息子をガブッ。

親同士が友人でも怪我させてはってのと、噛んだらダメって教えなきゃとそこで引き離しに。
うーん、正解が難しい判断です。

その晩には2人は仲良く遊ぶようになり、お泊り後の翌日は涙の別れでした。

 

さてさて、暫く入荷がなくブログの更新も滞っていましたね。
なかなか都合よくは入ってこないもので、逆に今月半ばから入荷ラッシュになるかと。

ここのところお買い求めの方が多いマグカップ。
気温の変化とともに9月下旬くらいから売れ行きが一気に増えますね。
またギフトとしても定番人気です。

マグカップもサイズやデザインが色々とありますので、現在店頭にあるものをザッとご紹介。

左から モーニングカップ(W12xD9.4xH8.4cm/¥2,520)、手付カップ(W10.5xD9xH8.8cm/¥2,520)
ともに出西窯

出西窯さんの定番のマグ2種は重厚な作りながら洗練されており、口当たりの良さも評判です。
モーニングカップは8分目で250ccのたっぷりサイズ。

 
左から スリップウェアマグカップ(W11xD8.8xH8.2cm/¥2,520/山田洋次)、掛分マグカップ(W11.2xD9xH9.4cm/¥2,310/大塚雅淑)

山田さんのマグ2色はバーナード・リーチ風な下膨れなカタチとワンポイントのスリップ紋が特徴的。
大塚さんのマグは益子の原料に拘り、深い色合いの飴釉に藁灰釉が流れ溶けた様が雰囲気あります。

 
左から 白磁鎬マグカップ(W11.5xD9.2xH7.7cm/¥2,940/加藤仁志)、糠白釉線彫マグ(W11.4xD9.4xH7.7cm/¥1,890/志村和晃)、粉引マグカップ大(W12xD8.5xH9.2cm/¥3,465/八田亨)

唯一の磁器の加藤さんのマグは、端正なカタチと丁寧に柔らかく入った鎬が女性に人気です。
糠白釉の淡いブルーが優しい志村さんのマグはコーヒーとの色合いもキレイそう。
浮きでた鉄粉と青みを帯びた粉引が特徴的な八田さんのマグは8分目で280ccの大容量です。

 
KAMIマグカップS(W9.8xD7.5xH6.9cm/¥3,465)、M(W10.8xD8.5xH7.8cm/¥3,675) ともに高橋工芸

高橋工芸さんの木製のマグカップは熱さを伝えにくく保温効果も高いのがポイント。
Sは約150ccの小さめサイズなので、濃い目のコーヒーやお子さん向けにもオススメです。
ウチの息子も牛乳などに毎朝使ってます♪


カフェオレボウル

長く厳しかった残暑にも漸く終わりが見え秋が近づいてきましたね。

今週は国立で谷保天満宮の例大祭という秋祭りのような大きな祭りもあります。
この土日は行列やらお神輿やらが国立駅前まで練り歩き、露天も出て賑やかな週末になりそうです。
日曜日は当店の前も町会のお神輿が通るのでテンション上がるんだろうなぁ。
そういえば昨年はコソッとビールも…。

 

さてさて表題のカフェオレボウル。
おフランス発祥かと思われますが、ジャポネにはカフェオレ用のボウルと言われてもピンときません。
どうも主に朝食時に使うボウルのようで、スープやシリアルなどに使うことが多いようです。
いわゆるフリーボウルということでしょうか。

当店にもいくつかの器がカフェオレボウルの銘で並んでいます。
しかしカフェオレボウルといってもサイズもカタチも様々、本場同様に多用途に使いたいですね。

白磁しのぎカフェオレボウル(Φ11.5xH6.5cm/¥2,520/加藤仁志)

粉引しのぎカフェオレボウル(Φ11.4xH6cm/¥1,680/志村和晃)

磁器と陶器ですし太さも違いますが、どちらも手仕事らしさを残した柔らかな鎬が優しい雰囲気です。

サイズ的には飯碗代わりに使え、ハンバーグなどおかずが洋食のときには余計しっくりきそうです。
また1人分のサラダなんかにもいいかと思います。

 
一方で上の2つに比べるとずっと小ぶりなものも。

刷毛目カフェオレボウルS(Φ9.5xH7cm/¥2,940)、L(Φ10.5xH8.3cm/¥3,150) ともに八田亨

ぐるぐるカフェオレボウル(Φ9.5xH6.6cm/¥1,260/大塚雅淑)

どちらも手で包み込むように持つと心地のいいコロンとした形状が可愛らしいですね。

お茶やコーヒーの他、焼酎のロックなんかにも良さそうなサイズ感。
大きめのそば猪口のようにフリーカップとして使え、お浸しなどの小鉢にも良さそうです。
和な食卓のなかでヨーグルトやアイスクリームを盛ってもオシャレだと思います。