3月のお休み&焼締の器

花粉症の季節がやってきました。
今週は春を思わせる陽気の日もあり一気にきましたねぇ。
まだ立ち上がりで症状は軽いものの目のかゆみに鼻水鼻詰まり、頭痛もとそこそこ勢揃い。
今シーズンへの対策として秋から飲みつづけている乳酸菌…これでも効いてるのかな!?

これから2ヶ月続くと思うと気が重いですが何はともあれ明日から3月。
一雨ごとの暖かさを感じつつ桜を楽しみに切り抜けます。

それでは3月のお休みのお知らせを。

 
■3月のお休み■

1日(日) 8日(日) 9日(月) 15日(日) 22日(日) 29日(日)

 
定休日の日曜以外に、勝手ながら9日(月)は都合によりお休みさせていただきます。
お間違いのご来店ありませんようお願いいたします。

 

半田の松村英治さんより焼締の器が届いています。

松村さんの焼締は普段使いしやすいよう手間と工夫のもと作られています。(過去のブログ参照)
使い始めから気になるザラつきはなく、しっかりと焼き締められカビの心配もありません。
焼締の器は初めてという方にも是非オススメしたいです。

焼締ならではの土そのものの風合いと窯のなかで無作為に形成された素朴な表情が味わい深く、使用とともに色合いが深まりしっとりとした質感になってきますよ。
見た目の個体差が大きいのでお気に入りのものを探していただければと思います。

焼締5寸皿(Φ15.5xH2.8cm/¥1,944/松村英治)

小さめの5寸皿でもそれぞれ表情豊かですね。
重ね焼きの跡の他、火の回りや土の鉄分等により黒、褐色、灰色とに変化しています。

緩やかに立ち上がったシンプルな形で派手さはありませんが使い勝手が良さそうです。
1人分のお刺身やお浸しなどのおかずに、お茶請け、また取皿にもと活躍してくれます。

焼締7寸皿(Φ21.3xH4.7cm/¥3,240/松村英治)

同皿に焼きうどん(2年ほど使用している私物をサッと水に潜らせて)

7寸くらいのサイズになると存在感があり黒が食卓を引き締めます。
少し水に浸してから使用すれば色が深くなり、一層食材の色が映えるとともに染みや匂いつきを多少予防してくれます。

7寸皿ですがやや深さもあり鉢っぽくも使えます。
家族の炒めものなどに、トンカツなど大きなおかず、またパスタなど洋食もカッコイイですね。

焼締角鉢(W27xD27xH6.7cm/¥7,560/松村英治)

正方形の対角はなんと34cmを超え、尺皿くらいのサイズ感の大鉢です。
なかなかの存在感ですが丸でなく角なので食卓中央にドーンとしても収まりがイイと思います。

どの家庭にも必ず1つはあるというサイズではありませんが1つあると嬉しいですね。
大家族でなくとも親族や友人が集まった際に煮込み料理やパスタ、サラダをドサっとしたいです。
またお鍋の具材を一式盛るのにもオススメ。
結婚や引越しのお祝いにも◎


お酒を美味しく

先の定休日に運転免許証の更新をしてきました。
4月の紛失時に続き半年ほどで2回も面倒な手続きです。
そして節分の日の失態(2/5の記事参照)により色がブルーに戻ってしまいました。ぐぬぬ…。

その4月のときに続き献血もしてきました。
運転免許試験場内に献血バスがいて(いつも!?)、スタッフが結構必死に呼びかけしているんです。
自分は献血ルームに出向くことはありませんが、献血バスを見かければするようにしています。

血液製剤はいつも不足しているようで、ほんの20〜30分でお役に立てるならって感じです。
ひょっとすると自分の血が見ず知らずの誰かの生命を救うかもって考えたら鼻高々。
今後自分が輸血を必要とする可能性もありますしね。

そしてジュースやおかしを頬張り、ちょっとしたお土産までもらったり。
おまけに血液検査結果が簡易な健康診断になり、勤務先ですることのない個人事業主は助かります。
来週くらい結果来るかな。

γ-GTPが正常で 酒が飲めるぞ 酒が飲める飲めるぞ 酒が飲めるぞ♪

となることを祈っています…。

 

そんなわけで、日本酒の美味しい季節に合わせていくつか酒器が届いています。
料理もお酒も器で全然印象が変わり、雰囲気ある酒器でいただくお酒は美味しいですよ。

焼締ぐい呑み(Φ6.7xH3.4cm/¥1,944)、焼締徳利(Φ8.5xH13cm/¥4,104) ともに松村英治

まずは松村英治さんの焼締の徳利とぐい呑み。
窯変による表情が味わい深い黒褐色の焼締で派手さはありませんが静かな存在感があります。
使用とともに酒染みも入り、育っていくのも楽しめるんじゃないでしょうか。

徳利は燗でも常温でも良さそうで、容量は300mlほどと1合半ちょっと。
焼締ですが内側は目止めされているので漏れの心配もなく、花入にしてもいいかもしれません。
標準的なサイズのぐい呑みは豆鉢として塩辛なんか盛っても良さそうです。

粉引ぐい呑み(Φ7xH5.3cm/¥2,160)、粉引注器(W14.5xD11xH7.8cm/¥3,672) ともに及川静香

及川静香さんの粉引の片口鉢とぐい呑み。
縮れた白化粧や浮き出た鉄粉が力強くも柔らかな表情をしています。
内側が徐々にグレーっぽい色合いに変化して味が出てきそうです。

冷や常温でグビグビ飲めそうな片口鉢はこちらも容量300mlほどと1合半ちょっと。
名が“注器”となっているようにお酒だけでなくお鍋のときに水を足したりにもいいですね。
またそこまで背が高くないので鉢にしてマグロとアボカドの山葵醤油漬けなんかどうでしょう。
ちょっと背が高く大きめのぐい呑みも手に馴染みそう。

灰釉ぐい呑み(Φ7.5xH4.6cm/¥2,160)、灰釉注器(W16.5xD11.6xH9cm/¥4,320) ともに及川静香

同じく及川さんの灰釉の片口鉢とぐい呑み。
釉が流れて濃淡あるマットな緑に縮れた白化粧が透けて土味が効いています。
それでも荒々しさはなく落ち着いた雰囲気です。

大きめの片口鉢は容量たっぷり380mlほどと2合はしっかり入ります。
ご夫婦で、また友人とともにゆっくりとお酒を楽しみたいですね。
やや口が開いたぐい呑みはお酒の香りが立ちそうです。


9月のお休み&焼締の器

代々木公園を発生源として!?東京では“デング熱”とやらが騒がれています。
デング熱って全然馴染みがありませんでしたが、蚊を媒介して高熱の出る感染症なんですね。

蚊から人へ、その人から蚊へとどんどん広がるものなんでしょうか。
重症化することはまれなようですが心配ですね。
決して鼻が腫れて大きくなったりはしないようです。
(↑最初“テング熱”と見間違えたときのイメージ…)

遅くなりましたが9月のお休みをお知らせいたします。
ちょっとというかかなり変則的になります。

 
■9月のお休み■

1日(月) 8日(月) 16日(火)〜20日(土) 29日(月)

 
都合により中旬に5日間臨時休業させていただきます。
8月も夏期休業をいただいたのに2ヶ月続けてまとまった休業があり申し訳ありません。
代わりというわけではありませんが15日(月祝)と22日(月)は営業となります。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。

 

さてさて初めてのご紹介、松村英治さんの焼締の器になります。
注文していたものが一部届きました。
松村さんは愛知の常滑のお隣り半田市にて焼締の器を中心に土の魅力溢れる器を作られています。

釉薬を掛けずに焼成された焼締の器は何と言っても土そのものの自然の風合いが特徴。
窯のなかで無作為に形成された素朴な表情はそれぞれ個性があり魅力的です。

松村さんの焼締はガス窯焼成により効率は上げつつ薪窯同様に窯変するよう工夫されたもの。
本焼きを3回繰り返すことでしっかりと焼き締まり、その合間には表面をペーパーでヤスリ磨き滑らかな手触りに仕上げてあります。
それにより扱いやすさと焼締の魅力を兼ね備えた普段使いしやすい器となっています。

無釉のため使用とともに表情も変化していきます。
全体的に、あるいは部分的に色合いが濃くなり、しっとりとした質感でほんのり艶も出てきます。
木製家具や革製品、ジーンズなどが経年変化とともに馴染んでいく感覚に近いでしょうか。
焼締の場合悪く言えば染みなのですが、変化を楽しみつつ器を育てていく喜びを味わってください。

焼締めし碗(Φ11.8xH6.3cm/¥2,160/松村英治)

標準的なサイズのご飯茶碗ですがやや深さのある形に黒に近い茶褐色で締まった印象です。
ご飯茶碗は初めての焼締として取り入れやすいでしょうか。
白米の白は際立ち、混ぜご飯なんかも色が映えて美味しく見えそうです。

焼締めん鉢(Φ19.5xH8.7cm/¥4,104/松村英治)

麺鉢は6.5寸ほどと大きめで、うどんや蕎麦だけでなくラーメン鉢としても使えるサイズです。
これくらいの丼ぶりだと焼締の表情も力強く存在感あります。
カボチャなどゴロとした煮物やサラダなんかを盛ってもカッコいいんじゃないでしょうか。

焼締小鉢(Φ12xH5cm/¥1,944/松村英治)

広い見込と程よい深さが使いやすい小鉢で、縁の内側が返しのようになっているのが特徴です。
1年ほど自宅でも使用していますが、この縁がスプーンですくいやすく息子のお気に入りだったり。
(焼締の器でヨーグルトやアイスも食べる生意気な3歳児…)
銘々の小鉢としては勿論ですが、家族分のお新香なんかを盛ってもいいですね。

同小鉢にキャロットラペ

焼締の器は盛り付け前に水にさらすと色濃く艶やかな表情になりグッと締まって見えます。
また土ものの器との相性もイイですが、染付やガラスとの組み合わせもイイですよ。