白磁で涼しげに

梅雨明け前なのに毎日30℃を超える暑さに熱帯夜。
急に来た本格的な暑さに身体がついていきません。
息子は保育園で水遊びやプールを毎日楽しんでいるようで羨ましいです。

泥んこやびしょびしょの洗濯物となり戻ってくる息子のパンツは生意気にも柄物のボクサータイプ。
3歳児のくせに…。

自分のころは小学生までは恐らくクラス全員白ブリーフだったんですけどねぇ。
中高生になり色物のブリーフやトランクスを履いたときは大人の階段を上った気がしたものです。

といっても今は子ども用の売場でも大半が色付きか柄物で、白ブリーフの方が珍しいみたいです。
確かに汚れが目立つ白だと泥んこ汚れとか洗濯が大変ですし理には適っているかと。
でも純粋無垢な子どもには清潔感溢れる純白のブリーフを履いてもらいたいなぁ。

 

暑い夏に合わせたように磁器続きの入荷です。
今度は長野の阿部春弥さんから白磁のうつわが届いています。

純白ブリーフとは違いやや青みを帯びた色合いが涼しげです。
ツルッと淡白になりがちな白磁ですが、鎬や陽刻など装飾が施され味わいあるものとなっています。
また阿部さんの白磁は割りと厚手で作りがしっかりしているのも特徴です。

白磁しのぎチューリップマグ(W11xD7.7xH8.7cm/¥3,456/阿部春弥)

その名の通りチューリップのような形に小気味よく鎬の入ったマグです。
緩やかなラインのカーブが美しく、端正ながらも手仕事らしさの残る柔らかな鎬もイイ感じ。
ガッシリとした作りの磁器で8分目容量170ml。
自宅でも職場でも珈琲その他何かと使いやすいサイズだと思います。

白磁端反飯碗(Φ11.6xH5.7cm/¥2,376)、白磁しのぎ飯碗(Φ11.3xH6cm/¥3,024) ともに阿部春弥

白磁のご飯茶碗が2種、どちらも標準的なサイズです。

左の端反りのものは僅かに外に反り返った口縁が口当たりよく、下に入れられた段のラインがアクセントになっています。
やや高めに作られた高台などシンプルながら味があります。

一方右のしのぎ飯碗は太めの鎬とやや深さのある形が特徴的。
ご飯茶碗ではありますが、小鉢に使っても良さそうですし中華スープなんかもいいかもしれません。

白磁陽刻三島文6寸深皿(Φ18xH4.4cm/¥2,808/阿部春弥)

土ものの装飾技法である三島手の文様を白磁に陽刻で表現したシリーズの新作です。
遠目には無地にも見えそうな具合にほんのりと浮かんだ感じが上品。

縁が緩やかに立ち上がり深さがある6寸皿。
6寸皿はフラットな平皿かこの形が使いやすくて個人的に好きです。
1人分のおかず、汁気のある煮魚、冬場ならおでんやロールキャベツにって感じですね。


久しぶりの

ご無沙汰しております。
オープン以来ずっと週に1〜2回は書いていたのに、今月はブログを全く更新しておらず。。。

 
お店を休んでいた?
→一家で順番に風邪を引いたり花粉症が酷かったりでしたが、毎日笑顔絶やさず営業してたっす。

書くことがなかった?
→しばらく入荷はなかったものの紹介する器はあるし、ちょいちょい事件は現場で起きてるっす。

忙しかった?
→おかげさまでそこそこ忙しく確定申告も期限日まで目一杯かかりましたが、息子とトッキュウジャーにハマるくらいの余裕はあったっす。

 
というわけでバタバタはしつつもサボっていただけですね。
先週立て続けに器が届いており季節も春一歩手前と移ろいでいますので、心入れ替えて再開です!

 

土岐の加藤仁志さんから今回は白磁中心に器が届きました。
定番の鎬(しのぎ)シリーズが久しぶりに入荷しています。

白磁鎬小花器各種(Φ7〜7.5xH9.2〜10.3cm/¥2,835/加藤仁志)

小花器はお任せで数種って感じでお願いするのですが今回はこの3つのカタチ。
凛としてはいるものの、色合いや僅かに浮き出る鉄粉、手仕事の味わいある鎬から優しい表情です。
お花なしで飾っておくだけでもカワイイですが、春らしく一輪生けてみてはいかがでしょう?

掛花入(W2.7xD2.7xH16.8cm/¥2,940/加藤仁志)

こちらは壁掛けタイプの一輪挿し。
裏側にフックに引っ掛けられるように金具が付いています。
シンプルなのでインテリアに溶け込みやすく、玄関先やトイレなどにもオススメです。

白磁鎬マグカップ(W11.5xD9.2xH7.7cm/¥2,940)、
白磁鎬スープカップ(W14.5xD12xH6.2cm/¥3,150) ともに加藤仁志

人気のマグカップとスープカップが久々の入荷。
前回初登場の粉引もよかったですが、こちらの白磁もまたイイんです。
端正かつ愛嬌もあるというのが加藤さんの白磁の特徴ですかね。
容量は8分目でそれぞれ180mlと200mlほどと普段使いに使いやすいサイズ感です。

白磁鎬リム皿 Φ19cm(Φ18.8xH2cm/¥3,150)、Φ23cm(Φ22.9xH2.5cm/¥4,410) ともに加藤仁志

今回はこれまでなかった新サイズの径19cmと当店定番の大型プレート径23cmの2サイズ。
フラットな形状のシンプルなリム皿ですが、鎬の入った太めのリムが程々に主張もしています。
Φ19cmにはお魚のソテーやハンバーグなどのおかず、大きめのケーキにもぴったり。
メインディッシュやパスタ向きのΦ23cmはオードブルの盛り合わせなんかもオシャレです。

 
白磁の丸いプレートに続いて粉引の楕円のプレートも届いています!

粉引オーバル皿小(W19.8xD14xH2.3cm/¥2,520)、大(W30xD21.5xH3cm/¥4,725)
ともに加藤仁志

加藤さんの粉引は艶のあるやや黄色がかった優しいアイボリーが愛らしいですが、手掘りした原土も加えられイイ塩梅に土っぽさも表現されています。
ムラっぽく掛けられた白化粧は薄い部分で素地の茶色が見え、鉄粉も細かく吹き出ています。

小サイズは5〜6寸くらいの使い勝手で、小さめのおかずやケーキ皿にイイ感じ。
存在感たっぷりの大サイズは7〜8寸と白磁のΦ23cm同様の使い勝手で、大皿料理も似合います。
バケットを切り盛ったりも良さそうです。
オーバルな形が食卓でアクセントになりますし、いつもの料理も印象が変わって見えますよ。

オーバル皿小に菜の花のペンネサラダ


雑誌掲載&白磁をもう少し

【雑誌掲載のお知らせ】

本日発売のムック本『nid (ニド) vol.29』にて当店と当店の器を紹介していただきました。

『nid vol.29』(エフジー武蔵)

“ニッポンの イイトコ ドリ を楽しもう。” → “nid
ファッション中心となっている今号ですが、巻末の“行ってみたい手しごとの店”という連載コーナーで紹介していただきました。
よろしければご覧ください。

 

前回に引き続き阿部春弥さんの白磁をもう少し。

白磁面取 マグカップ(W11.2xD8.3xH7cm/¥3,150)、猪口(Φ7.6xH6.5cm/¥2,310)、
フリーカップ(Φ7.6xH8.7cm/¥2,625) すべて阿部春弥

太めに面取されクラシックな雰囲気もあるマグカップが再入荷しています。
容量160mlとコーヒー向きのサイズ。
直径の割にちょっと背が低いバランスが可愛らしいですね。

標準的な蕎麦猪口サイズの猪口はカップと呼びたい洋風な佇まい。
コールスローとかアボカドのタルタルとか小鉢デリなんてオシャレじゃないでしょうか。
DURALEXのグラスみたいに綺麗にスタッキングもできます。

猪口と同デザインのフリーカップは磁器のコップと言った感じです。
8分目容量150mlと湯のみにもちょうどよく、手に取りやすいサイズで幅広い飲物に使えそう。

白磁輪花 7寸深皿(Φ21.7xH4.5cm/¥3,780)、6寸皿(Φ18.2xH2.5cm/¥3,150) ともに阿部春弥

花弁状のリムが食卓でアクセントとなってくれそうな輪花皿が2種類届きました。
稜花のタイプなのでラブリーで甘すぎるということもないかと。(稜花についてはコチラ)
食の和洋問わず活躍してくれそうです。

7寸深皿は細めのリムに深さがあり、浅鉢のようにドーンと食卓中央にもいいですね。
メインのおかずにカレーやパスタと多用途に使え、シンプルなので料理も選びません。

今回ケーキ皿にと作ってもらった6寸皿はフラットな見込みと立ち上がったリムが凛とした雰囲気。
トーストもジャストサイズですし、切り身魚やお刺身、ハンバーグやオムレツなんかもバッチリです。

同6寸皿にベーグル