2月のお休み&粉引と鉄絵

明日からもう2月。
新年は5日からの営業で実際に日数も少なかったのですが、気づいたら1月が終わろうとしています。
これで1年の12分の1が過ぎたことになります。
2月も短いのですぐに6分の1となり、3月末では4分の1…早い。早いっす。

さて、2月のお休みをお知らせいたします。
定休日の月曜日以外にありませんが、建国記念日の11日(月/祝)もお休みなのでご注意ください。

 
■2月のお休み■

4日(月) 11日(月/祝) 18日(月) 25日(月)

 

益子の志村和晃さんから入荷がありました。
前回は秋冬っぽい色合いの瑠璃釉・淡緑釉のものでしたが、今回は定番の粉引中心に届いています。
志村さんの粉引は黄色味を帯びた生成り色。
落ち着いた艶と粉引本来のややザラついた質感が優しい雰囲気です。

粉引菊輪花7.5寸皿(Φ22.5xH4.5cm/¥4,410/志村和晃)

これまで2度の入荷が好評で、7寸8寸ともに完売していた粉引菊輪花皿も届いています。
ただ、今回から中間の7.5寸ワンサイズでお願いしました。
料理によっては7寸だとリムがある分やや窮屈、8寸だと少し大きく感じられましたからね。
大きなおかず等のメイン、スパゲティやカレー、数人分の炒めものと使い勝手のいいサイズです。

粉引ころ茶碗(Φ9.5xH7cm/¥1,470)、粉引しのぎカップ(Φ9.5xH9cm/¥1,890) ともに志村和晃

新作の“ころ茶碗”は名前通りのコロンと丸っこい形状に線彫りのラインが入っています。
湯呑としては8分目で180ccと番茶に良さそうな大きめサイズ。
小鉢やアイスクリームやヨーグルトなど、カフェオレボウル的に多用途に使ってもいいですね。

粉引鎬カップも再入荷しました。
途中にある段は鎬模様とともに、見た目だけでなく滑りにくさや持ちやすさも考慮されています。
容量もたっぷり220cc入り、我が家ではもっぱら焼酎カップとして活躍中。

鉄絵めし碗(Φ12xH5.5cm)、鉄絵平鉢(Φ18.2xH5.8cm/¥3,570) ともに志村和晃

変わってこちらは滲んだ絵柄がいい塩梅な鉄絵のもの。
秋の益子陶器市で少し持ち帰ったのですが、今回はある程度数が入りました。
程よい深さの平鉢は煮物にサラダに和え物にと活躍してくれそうです。


まだまだ新年

2013年も早10日が過ぎました。
松の内が過ぎ、しめ縄を近所で見かけることもなくなりましたね。

この“松の内”の期間、関東では7日までですが地方によって異なるようです。
関西では15日までが松の内で、お正月飾りもそれまで出されていたような。
仕事も始まりいつまでも正月気分ではいれませんが、めでたい感が1週間長く味わえお得です。
当店も新年のお花は痛まなければ15日まで出しておきます。

 
さて昨年末の休業に入る直前、益子の大塚雅淑さんから器が届きました。
「納品せずして年を越せぬ!」という感じで頑張っていただいたようです。

益子の土と伝統釉にこだわりつつも、決して古めかしさはなくシンプルで使い勝手のいい器たち。
新作を中心にご紹介します。

掛分スープカップ(W15.5xD13xH7.5cm/¥2,520)、掛分マグカップ(W11.2xD9xH7.5cm/¥2,100)
ともに大塚雅淑

飴釉と藁灰釉の掛分のものを以前から置いていましたが、益子青磁のものを作ってもらいました。
8分目で約300ccの大きめスープカップはサラダや煮込み料理なんかにもオススメ。
マグカップは約160ccで、平均的なコーヒーカップのサイズです。

掛分取り鉢(Φ14.5xH4.8cm/¥1,470/大塚雅淑)、てぃーちレスト(W4xD4.4xH3cm/¥945/平岩愛子)

お鍋用に作ってもらった取り鉢は中央で半分に掛け分けられておりモダンな佇まい。
釉薬が混ざり合って溶けている部分がそれぞれ特徴的ですね。
5寸弱の使い勝手のいいサイズですし、1人分の肉豆腐や煮物なんかもイイ感じ。

一緒に写っている平岩さんの一輪挿し箸置き“てぃーちレスト”も再入荷してます。

また切り身魚に出汁巻き玉子にバッチリな長皿が久しぶりに2色揃って入荷してます。
オニギリ並べてお新香添えてや酒の肴を盛り合わせてもカッコイイです。

掛分長皿(W21.5xD11xH2.4cm/¥1,470/大塚雅淑)

同長皿に晩酌用お節盛り合わせ


益子にて

所用により勝手ながら本日14日(水)は18時に閉店させていただきます。
突然のご連絡で申し訳ありません。
遠方からお越しのお客さまがおられませんように…。

 

今更になりますが、今月初旬の益子秋の陶器市に行ってきました。
といっても毎回家族で行くので、仕事半分のレジャー感覚です。
来月2歳になる息子も4回目の益子、慣れたのか今回は過去最高にイイ子ちゃんにしてました。

お付き合いのある作家さんたちのテントでは、新作を見せていただいたり近況をお話したり。
皆さんお元気そうで何よりでした。

 
新しい作り手さんとの出会いもありました。
2007年より独立し益子で作陶されている中村恵子さん。
器の印象はシンプルかつ程よく洗練されており、使い勝手がいいサイズ感だなぁと感じました。

現地から持ち帰ってきたのは少しだけなんですがご紹介しますね。
あとは色々と注文をお願いしてきましたので来年届くのが楽しみです。

粉引丸湯のみ(Φ8.5xH5.5cm/¥1,260)、深緑丸湯のみ(Φ8.5xH5.5cm/¥1,365) ともに中村恵子

深緑フリーカップ(Φ9.3xH8cm/¥1,470/中村恵子)

少し黄色がかった優しいクリーム色の粉引は、ところどころ縮れて貫入が入り味があります。
深緑は茶色っぽいところや黄色っぽいところが入り混じり大人な雰囲気のオリーブグリーン。
どちらも女性の作り手らしい優しい色合いです。

丸湯のみは容量100ccほどの可愛らしい小湯のみです。
長居はしないけどちょっとした来客って時に小ぶりの湯のみは重宝しますね。
すっと手に馴染むフリーカップは容量200ccほど。
お茶やジュース他、コーヒーや焼酎でもなんでも来いな普段使いに嬉しいサイズです。

 
また、容量350ccほどで通常の湯のみ2杯分にちょうどいい粉引のポットも。
内側に茶こし網が入っているので細かい茶葉でもそのまま注げます。

粉引ポット(W15xD9.5xH11.5cm/¥4,725/中村恵子)と上述の粉引丸湯のみ