残暑お見舞いと益子焼

残暑お見舞い申し上げます。

時候の挨拶として正しいのですが、日本列島のこの猛烈な暑さには違和感ありまくり。
高知の四万十市(2005年に合併でできたんですね)では4日連続の40℃超えだそうですよ。
40℃…体温ならちょっとした風邪じゃなくタミフルとかリレンザ服用してるインフルレベル。
日本の湿度ある夏でこの気温は厳しいですね。

 
早い方で先週末、また今日からお盆休みの人も多いでしょうか。
お伝えの通り当店も明日【14日(水)〜19日(月)まで夏季休業】となります。
お間違いのご来店ありませんようご注意ください。

 

さてお休みに入る前に大塚雅淑さんから益子青磁のもの中心に器が届きました。
益子の土と伝統釉に拘って作陶されている大塚さんの素朴でモダンな益子焼です。

ぐるぐるめし碗(Φ12.8xH6.2cm/¥1,470)、掛分マグカップ(W11.4xD9xH7.6cm/¥2,100)
ともに大塚雅淑

泥並釉に青磁をボーダー風に掛けたご飯茶碗が新登場。
以前のカフェオレボウル風のフリーカップで同デザインのものが人気でした。
通常の男性にも十分なちょっと大きめサイズですが、手取りが見た目より軽いのも特徴です。

青磁の掛け分けのマグカップも再入荷しています。
上から流れた藁灰釉が溶け交わる部分が1つずつ表情がありますので、店頭で選んでくださいね。
8分目で約160mlの平均的なコーヒーカップサイズです。

掛分長皿(W21.5xD11xH2.2cm/¥1,470/大塚雅淑)

当店で定番人気の掛分長皿が青磁、飴釉ともに再入荷しています。
それぞれ藁灰釉と掛け分けられてますが、青磁の方は海と砂浜と波打ち際のようにも見えますね。

切り身魚や出汁巻き玉子、串物にバッチリな長皿です。
オニギリを並べたり前菜の盛り合わせなんかにも活躍してくれますよ。

掛分長角皿(W25.5xD16xH2.2cm/¥2,940/大塚雅淑)

こちらはお願いしていた新作の長角皿。
3:2くらいのバランスで縦に掛け分けられ、なかなかモダンな雰囲気です。

中くらいの干物向きのサイズですが、ニラ玉炒め的な普段のおかずにも◎
新鮮に見えると思いますよ。
丸い器ばかりの食卓のアクセントに。


臨時休業&益子陶器市より

5月のお休みのお知らせ及びトップページの通り、明日19日(日)は臨時休業させていただきます。
ご来店を予定されていたお客さまには申し訳ありませんが宜しくお願いいたします。

 
明日は高校の同級生の結婚式。
毎年正月の新年会で顔を合わす気のおけない仲間が集まるので楽しみです。

去年今年と同学年の友人の結婚ラッシュ。
晩婚化している昨今、30歳前後に続き35歳前後も節目なのか多いみたいです。

この歳になると昔のように飲んだくれて大騒ぎ、記憶ぶっ飛ぶ3次会とかはなくなりました。
自分も立ち居振る舞いが丸くなったと言われたりしますが大人なうつわ屋ですからね。
学生さんから還暦を過ぎて一層魅力的なマダム方まで、日々ご対応させていただいております♪

 

日が経ってしまいましたが、GWの益子陶器市から持ち帰った器のご紹介を。
1点物など既に旅立ってしまったものもありますので現在店頭にあるものになります。
全て益子の作り手さんによるものです。

志村和晃さんの器から。

淡緑釉蓮弁鉢(Φ23.3xH5cm/¥6,300/志村和晃)

線彫された蓮の花と釉の濃淡が美しい8寸ほどのズッシリとした平鉢。
個展用に作られたそうです。志村さん定番化するのかな?
存在感ありますし結婚のお祝いにもいいですねぇ。

鉄絵菊文豆皿(Φ9xH1.7cm/¥1,470/志村和晃)

やや滲んだ茶褐色の絵付けが渋カワな豆皿。
常連のお客さまからのリクエストもあり分けてもらってきました。
薬味や梅干、お醤油皿に、また箸置代わりにもいいですね。

先日すり鉢や調理道具をご紹介した原泰弘さんからはカワイイ片口を。

片口極小(W8xD6.5xH4.3cm/¥1,050)、片口小(W10.5xD8.7xH7.5cm/¥1,575) ともに原泰弘

ドレッシングなどタレ入れに使いやすい小さな片口で切れもバッチリ。
極小は最初飲食店さんに頼まれて作ったそうでまさしくですし、豆鉢として塩辛なんかも◎
1合ジャストの小は素麺用の濃縮の麺つゆを入れて食卓にどうでしょう。
ボトルそのまま出すのとは雰囲気全然違いますよ。

大塚雅淑さんの益子青磁と藁灰釉の掛け分けのものも。

掛分蓋もの(Φ9xH8cm/¥2,100)、掛分ミルクピッチャー(W8xD5.6xH5.8cm/¥1,260)、
掛分ポット(W16xD9.5xH11.5cm/¥3,780) すべて大塚雅淑

完売していたポット(350cc)も再入荷しています。
蓋ものに砂糖を入れ、ミルクピッチャーを合わせればティーセットになりますね。
ポットは2〜3人分の急須として、蓋物にはお漬物、ミルクピッチャーはタレ入れにも活躍します。


行ってきましこ ’13春

先日のお休みに栃木県の益子町へ春の陶器市に行ってきました。
お付き合いさせてもらっている作り手さんも多く出店されていますので、近況等お話したり新作を見せてもらったりし、注文だったり連れ帰ったりもしてきました。

春と秋の陶器市のときにしか足を運べないのですが、やっぱり行けば気持ち昂ぶる素敵な町です。
現在開催中の春の陶器市は6日(月祝)まで。
秋は例年11月初旬です。
沢山の益子ファンが陶器市や町についてブログ等に載せておられるので是非お調べください。

ついでに益子からの帰りに初めてコストコに行ってきました。
大人2人の我が家には何もかもトゥーマッチだと敬遠していましたが、百聞は一見にしかずかなと。

食品関連は安いもののかなり量が多いので、大家族や数家族でシェアするのに向いてそうです。
塩漬けオリーブやピスタチオとか「こんなに!」って量…買いましたけどね。
人気のデリカテッセン、味は期待してなかったものの買ったトルティーヤとパンはなかなかでした。
あとはオムツをドカンと購入♪

 

益子の原泰弘さんが陶磁器の食の道具をGW初日に届けてくれました。
陶器市に合わせて登り窯で焼かれてホヤホヤです。
全サイズ完売していた人気のすり鉢、おろし器なんかも再び揃いました。

おろし器S(W8.5xD14.5cm/¥1,260)、L(W9xD19.5cm/¥1,575)、じょうご(Φ9.8xH10cm/¥1,575)
搾り器(Φ16.5xH8.5cm/¥2,520) すべて原泰弘

100%手仕事のちょっと珍しい磁器の道具たち、風合いがあり愛着が湧きますよ。
ポンと置いてあっても様になりますし、何より料理が楽しくなりそうです。

並白釉すり鉢 SS(Φ12xH5.2cm/¥1,470)、S(Φ15xH6.5cm/¥2,100)、L(Φ22xH9cm/¥3,990)
XL(Φ25xH10.5cm/¥5,040) すべて原泰弘

原さんのすり鉢は優しい色合いで器としても素敵、和え物などそのまま食卓に出したいですね。
離乳食、ドレシングなどタレ作りに、また和え物やツミレ、ポテトサラダなんかにも活躍しますよ。
ゴマや山芋だけではもったいありません。

 
これまでお客さまから問い合わせが多かったのがすりこぎ棒。
すり鉢の取扱があるなら一緒に置いておくべきですよね。

今回益子にて竹工房せきねの関根理夫さんに分けてもらってきました。
写真↓では原さんのすり鉢Sサイズに小、Lサイズに大を合わせています。

山椒すりこぎ小(長さ20cm/¥840)、大(長さ25cm/¥2,100) ともに関根理夫

本山椒の枝を1年以上かけてしっかり乾燥させ削りだしています。
山椒の木には殺菌作用があるため、古くからすりこぎ棒として使用されてきました。
特に木の皮の部分にその作用があるため、皮の部分を残して削られています。
原さんのすり鉢とともにメイドイン益子のすり鉢セットはいかがでしょう。

合わせて煤(すす)竹の小物も少々。

煤竹楊枝3pcs(長さ10.8cm/¥525)、煤竹マドラー(長さ18.5cm/¥525) ともに関根理夫

煤竹とは茅葺きなどの古民家天井裏に組まれていた竹で、長年かまどや囲炉裏の煙に燻されたもの。
現在入手が難しい材でもあり、その煤けた色合いは独特のものです。