新着いろいろ

本格的に蒸し暑くなる前にと店のエアコンフィルターを掃除しました。
既に日中弱く入れている冷房の効きが全然違います。
最近の家庭用はお掃除不要のものもあり楽になりましたね。

店に備え付けのエアコンはかなり年季が入っており、型番から調べてみたら25〜6年前のもの。
それを掃除した掃除機は自分が一人暮らしを始めたときに購入したスティックタイプで18年目。
なかなかの組み合わせです。
どちらも特にトラブルなく現役ですし、最近の家電に比べ昔のものは丈夫な印象。
機械的にシンプルだから!?ですかね。

 

さて、実は今月は色々と小さな入荷がありました。
1人の作り手からドーンという通常と違い、お客様からのまとまった注文と合わせてとか、注文していた器のうち先に出来上がった分、また遅れていた分をとか届けていただくことがあります。
ちょっとまとめてご紹介。

灰粉引兜鉢(Φ12.8xH4.7cm/¥2,376)、灰粉引リム鎬7寸皿(Φ21.5xH3.2cm/¥4,536)
ともに叶谷真一郎

神戸の叶谷真一郎さんの灰粉引が先月のマグ、めし碗、5寸リム皿に追加で届いています。
浮き出た鉄粉や縮れた白化粧が土っぽくも、端正な形にしっとりした質感からどこか品があります。

兜(甲)鉢は鎧の兜を裏返したような形状で、リムと深さからバランスよく盛りつけしやすい鉢です。
お浸しやきんぴらごぼうみたいなお惣菜もグッとよく見えますよ。
リム鎬7寸皿は広くフラットな見込みに立ち上がったリムのカーブや鎬がキレイです。
こちらはメインのおかずからカレー、パスタにといった感じに多用途に活躍してくれます。

盆栽文八角長皿(W18.2xD11.5xH3cm/¥3,456/稲村真耶)

こちらはお客さまからの注文分と合わせてたくさん作っていただき再入荷しました。
やや青みを帯びた白磁の色合いに少し滲ませて描かれた盆栽の染付けが愛らしいです。
古物のような雰囲気のなかにどこかとぼけた感じもあり稲村さんらしい器だと思います。
1人分のお造りなんてバッチリですが、出汁巻き卵やエノキベーコン的な居酒屋メニューも◎

白磁輪花楕円鉢(W17.5xD16.5xH5cm/¥3,240/阿部春弥)

阿部春弥さんから白磁の器が届いています。
縁が花弁状になった輪花の鉢ですが、ゆるめの楕円になっています。
色合いや形が特徴的で食卓でアクセントになりそうです。

楕円の形から正面が決まり盛りつけしやすいのもポイント。
使い勝手のいい5.5寸の鉢のようなサイズ感で、大根と小松菜の煮物とかが合いそうです。

白磁鎬矢羽根 4寸甲鉢(Φ12xH4.5cm/¥1,512)、5.5寸甲鉢(Φ16.8xH6.3cm/¥3,456)
ともに阿部春弥

前回好評だった甲鉢が両サイズそろって再入荷しました。
同じようなサイズの甲(兜)鉢でも叶谷さんの灰粉引とはまた印象が違いますね。

リムに入れられた矢羽根模様の鎬には釉の濃淡が出ていてウットリ。
ちょっとした惣菜の小鉢に使い勝手が良さそうな4寸は青菜のお浸しなんて綺麗だと思います。
5.5寸は煮物やサラダ、つみれ汁みたいな汁物もいいと思います。

同5.5寸甲鉢に白菜とツナの炊いたん。あまりものの手抜き料理ですが美味しいですよ。


緊張感

ゴールデンウィークが明けて日常に戻りましたね。
飛び石あり&前後半に別れていたのでメリハリがあったんですかね。
営業日には沢山のご来店ありがとうございました。

GW後半にいただいたお休みには昨年末に続き富山へ。
ただの同窓会的な集まりだったのですが年相応に小さな子連れが多く、大人だけで楽しむというわけにもいきません。
子ども同士のケンカなんかも肴に、海の幸と美味しいお酒を味わってきましたよ。

その東京-富山の移動は年始の反省を元に往復とも夜間に。
渋滞解消後ばかりで順調だったのですが、夜の高速道路を5時間は緊張感あって結構疲れますね。
日中に比べ目から入ってくる情報量が少なくなるので神経使うというか…。
長距離のドライバーさんたちは凄いなぁ。

 

さて、前回に続き荒山浩文さんからの新着を。
前回の色とりどりでダイナミック(動)なものから一転、黒一色でスタティック(静)な器です。

色調が抑えられてガサついた風合ですが、釉薬が厚く掛かった部分は艶があり表情があります。
柔らかな質感の黒ですが緊張感もあり、料理の色も際立って盛り映えしますよ。

炭化焼成7.5寸平皿(Φ23xH2.7cm/¥3,240/荒山浩文)

リムプレートと言った感じの7.5寸平皿が1年半ぶりくらいに再入荷しました。
ほぼフラットな見込みに細いリムがややシャープな印象ですが、サイズと形がちょうどイイんです。

1人分のパスタなんかだとリムがあったり深さのない7寸だと窮屈、でも8寸だと仰々しくなりがち。
メインのおかずでもトンカツや焼き魚等たわまず盛りつけられます。
オードブル数種の盛り合わせなんて使い方もオススメできる使い勝手のいい1枚です。

炭化焼成めし碗(Φ12.5xH5.8cm/¥1,620/荒山浩文)

今回ご飯茶碗が新登場。
標準的なサイズですが少し丸みが強調された形と広めの高台が特徴的です。
白ご飯が映えてまさに銀シャリって感じになりそう。

炭化焼成面取鉢(Φ11.5xH6cm/¥1,620/荒山浩文)

こちらの八角形の小鉢、八角柱を斜めに切り落としたようになっています。
今回は小鉢使いしやすいように以前のものより1回り小さく作ってもらいました。
特徴的な形と色なので、何気ないお惣菜でも食卓に変化をつけてくれますよ。

同面取鉢に富山産バイ貝の煮付け


モヤモヤしていません

20℃前後まで気温が上がる日が増え気持ちのいい季節になってきましたね。
月曜の定休日はサイクリングがてら片道30分ちょっと、運転免許証の再発行に行ってきました。
手続きは面倒でしたが日差しも風も疲労感も心地よかったです♪

それはそうとその際の写真撮影。
被っていたキャップは当然のように脱いで撮影をしましたがそこでふと疑問が。

顔が見えにくくなり、常に同じ帽子を被っているわけではないので帽子がダメなのはわかります。
でもそういう理由だと線引きが難しそうですが明確に決まっているのでしょうか?

カツラはどうなんでしょう?
病気が理由の方もいますし、常に装着しているという前提で恐らく外せとは言われないかと。
となると女性のウィッグは?エクステは?
真っ赤なボブのやつだったりエキセントリックなものだと外させられるのかな。
じゃあ化粧を落としたらダレ?ってパターンのガングロ系(絶滅!?)とかの化粧はどうなの?
浪速のモーツァルトはセーフでデーモン小暮閣下はアウト?

窓口で聞くわけにもいかず長い待ち時間にモヤモヤは積もるばかり。

 

神戸の叶谷真一郎さんから器が届きました。
そんなモヤモヤを吹き飛ばす端正でキッチリとした器たちです。

黒マット角皿(W19.2xD19.2xH2.2cm/¥3,456/叶谷真一郎)

前回好評だった正方形の角皿が再入荷しています。
1辺は19cmちょっとですが対角線で26cmあり、使い勝手は7寸のプレートと同じような感じです。

艶が抑えられしっとりとした質感の黒に食材の色は映え、四角い形が丸い器ばかりの食卓に変化を与えてくれるのでパーティーシーンにもオススメ。
和洋問わず使えますし、いつものおかずもどこか新鮮に見えると思います。
カルパッチョなんてカッコイイんじゃないでしょうか。

灰粉引鎬マグ(W11xD9xH7cm/¥2,376)、灰釉鎬スープカップ(W14xD12xH5.5cm/¥2,808)
ともに叶谷真一郎

叶谷さんの灰粉引はところどころ浮かんだ大小の鉄粉や化粧の縮れた感じが素朴で雰囲気あります。
こちらのマグは丁寧に入れられた鎬によって端正さもプラスされていい塩梅。
容量も160mlほどの珈琲向きサイズで、下で紹介の5寸リム皿と合わせればカップ&ソーサーにも。

スープカップの灰釉は淡い淡いエメラルドグリーンに落ち着いた艶、釉が溜まった部分もイイ感じ。
キレイな形に色合いや質感がマッチしています。
容量は180mlほど。スープの他チャイやヨーグルトなんかもいいですね。

灰粉引鎬めし碗小(Φ11.5xH5.5cm/¥2,376/叶谷真一郎)

マグカップと同様に鎬の入った灰粉引のご飯茶碗。
女性向きのやや小さめのサイズ感がかわいく、どことなく洋な雰囲気も感じられます。

灰粉引5寸リム皿(Φ16.7xH1.7cm/¥2,160/叶谷真一郎)

同じく灰粉引のフラットな5寸リム皿ですが、実寸5.5寸ほどでリムがあっても5寸皿の使用感です。
取り皿や小さなおかず他、切り分けたキッシュや標準的なケーキもぴったり。
洋な形ではあるものの渋い和な表情で、洋食を箸で食べる日本の食卓に合った器だと思います。

同リム皿にドイツパンとドライ温州みかん