松村英治さんの焼締1
半パックほど残っていた塩昆布を食べ干して嫁はんに怒られました。
塩分も多少心配してですが、ちょうど翌日の料理用にとってあったようでして。
晩酌時にちょっとのつもりでつまみ食いしたんですよね。
カッパえびせんじゃありませんがまさに“やめられないとまらない♪”です。
とろろ昆布や煮干しだったりもですが昔からそうなんです。
小学生のころ祖母の家で大きな瓶入り味付け海苔をおやつ代わりに食べ干して怒られたっけ。。。
さてさて新年最初の入荷は予定通り松村英治さん。
新着分はほぼ焼締のみで平台にドーンと並ぶと迫力あってカッコイイです。
2回に分けてご紹介します。
焼締の器は扱いにくそうなんて思われている方にこそ使ってもらいたい松村英治さんの焼締。
ガス窯ながら3回の焼成と焼成時の工夫により薪窯同様に窯変による豊かな表情が出ています。
焼成の合間には細かなペーパーで研磨することで、食器用スポンジがひっかかるようなザラつきは最初からなく、しっかりと焼き締めることでカビが生えやすい脆いといったこともありません。
手間と工夫のもと日々の食卓で使ってもらえるようにと作られています。
うつわが育つというのも焼締のうつわの特徴の1つです。
使用とともに色が深まりしっとりとやや艶っぽくなってくるのが趣がありますよ。
(新品のジーパンが徐々に色落ちしていくのにも似て男性は好きだと思います)
焼締そば猪口(Φ9xH6.5cm/2,160yen/松村英治)
3〜4年使っている私物と並べて
お初のそば猪口。
小さなうつわですが窯のなかで無作為に形成された素朴な表情や経年変化は十分楽しめます。
8分目容量150mlとお茶や珈琲、日本酒や焼酎と飲み物にも使いやすいサイズです。
また向付・小鉢にもとフリーカップとしてお使いいただけたらと思います。
焼締のうつわの特徴としてもう1つ、料理が映えるというのもあります。
黒褐色に食材の色は引き立ち、食卓は引き締まって見えます。
焼締片口小鉢(W13.3xD12xH5cm/2,484yen/松村英治)
こちらも初登場の片口小鉢。
4寸ほどの小鉢ですが口が付いているだけでちょっと特別なうつわ感が出てないでしょうか。
丸っこい形で見込みが広く小鉢として使いやすいと思います。
口を生かしてタレ入れなんかに使ってもいいですよ。
同鉢に枝豆と桜えびの和風ポテトサラダ。
塩昆布と大葉が効いていて、コンビーフ&粒マスタードと並びポテサラ好き我が家の定番です。
ごく普通のポテサラにウスターorお好みソースも◎
加藤仁志さんの粉引
全国的に冬の気圧配置に寒波の影響で今朝はこの冬1番の寒さとなったようです。
明け方トイレに起きたときにブルっと震え場外へ粗相しました。
(いつも息子に注意しているのに面目ない。。。)
とはいえ東京は冬晴れで日中は気温もそこそこで気持ちのイイ寒さです。
早いもので新年も12日が経ちました。
おかげさまで娘も今日で生後1ヶ月となり無事に新生児卒業。
昨年夏の終わりに妻が切迫早産で安静となって以来スクランブル状態だった我が家も漸く落ち着きを取り戻せそうです。
さてさて、昨年届いていた加藤仁志さんの粉引のうつわ。
遅くなりましたが定番品にお初のものと新着分を個別にご紹介。
粉引も様々ありますが加藤さんの粉引は白味が強く艷やか、形は端正でも作りはガッシリ。
艶はピカッと華美になる手前で抑え、自ら手掘りした原土を混ぜ入れて鉄粉を浮かせたり白化粧をムラっぽく掛けたりすることで量産品にはない土っぽさと手仕事らしさが感じられ品もあります。
また焼成後に作り手自ら米粉で煮沸して目止めしてあるのも嬉しいですね。
(染みの心配がないわけではありませんがひと手間ありがたいです)
粉引鎬マグカップ(W12xD9.3xH8cm/3,240yen/加藤仁志)
定番マグカップが再入荷しています。
端正な形ながら太めの鎬(しのぎ)や素地が所々茶色く出ていて柔らかな表情です。
8分目容量180mlほどと珈琲にお茶にと普段使いしやすいサイズ。
大きめのハンドルが握りやすいです。
粉引鎬めし碗(Φ12.2xH6cm/2,916yen/加藤仁志)
こちらのめし碗は意外にも初登場。
鎬の感じや高台への繋がりがカフェオレボウルっぽくもあり洋の雰囲気もありますね。
和洋混在の日々の食卓にすっと溶け込みデイリーに活躍してくれそうです。
粉引オーバル皿 小(W20xD14.4xH2.5cm/2,592yen/加藤仁志)
毎回大人気のオーバル皿、今回は残念ながら小サイズのみの入荷。
洋の形の楕円プレートに和の表情の粉引が調和し、こちらも日本の食卓に馴染むうつわです。
5寸皿くらいの使い勝手で、ケーキやキッシュのお皿や取皿としてオススメ。
じゃがバタ的な居酒屋メニューも合いますし、生ハムとアボカドとかでワインも◎
粉引鎬リム皿11cm(Φ11xH1.5cm/1,728yen/加藤仁志)
定番となっている粉引鎬のリム皿に新サイズが登場。
豆皿サイズですが作りはそのまま、小さいだけで可愛いです。
お漬物やピクルス、大福やチョコレート、箸置き代わりにだってイイと思います。
粉引鎬リム皿23cm(Φ23xH2.5cm/5,184yen/加藤仁志)
パスタ皿にぴったり
径23cm8寸弱の大皿サイズも再入荷。(ご紹介が遅れ在庫小量です…スミマセン)
こちらも同様洋な雰囲気のフラットなリム皿に和の粉引が融合しています。
ステーキ等メインのおかずやパスタ他、家族の大皿料理や前菜等の散らし盛りにどうぞ。
3月下旬に加藤仁志さんの個展を予定しています。
詳細は追ってお知らせしますね。
2色の益子焼
先週末は高校の同級生同士の披露宴に行ってきました。
30代後半、アラフォーの割りに大盛り上がり。
出席者の3分の1が同級生なので同窓会みたいなもんですからね。
自分は〆のラーメン屋で寝落ち。
同じ方面の友人何人かと深夜タクシーで帰ってきたっぽいです…。
最近は旧友とガッツリ飲むと最後までもたないことがあるんですよね。
寝不足もありますが歳とともに酒にも弱くなってきました。
何はともあれめでたいめでたい♪
益子の大塚雅淑さんより器が届いています。
飴釉と益子青磁が藁灰釉と掛け分けられたものの他、今回は飴釉単色のものがちょっと新鮮。
伝統釉による益子焼ですが、現代の食卓に合った形やサイズ感で古臭さは感じられません。
耳付鉢 小(W16.3xD14.3xH3.7cm/1,512yen)、大(W21.5xD19xH4cm/2,916yen) 全て大塚雅淑
耳の付いた楕円鉢が青磁掛分と飴釉でそれぞれ2サイズ届きました。
爽やかさ優しさの感じられる青磁掛分は混ざり溶けた白線が波打ち際のようにも見えます。
深い色合いと艶が綺麗な飴釉は濃淡も出ていてシンプルながら味わいあります。
小は小鉢・取鉢のような使い方はもちろん、小さなお子さん用にもオススメです。
耳があるので手を添えやすく、4〜5歳くらいまでならカレーにも良さそうなサイズです。
大はトマト煮込みやシチューほか、深皿ってくらいの感じなので通常のおかずに。
丸い器ばかりの食卓でアクセントにもなりますね。
同耳付鉢(小)ブロッコリーにチーズを乗せてオーブンに
磁器ではなく直火可能な耐熱皿でもありませんが、家庭用オーブンやトースターならまず大丈夫ですのでこんな使い方もでき、我が家では小を息子用のグラタン皿にしちゃいます。
250度そこらでは釉薬は溶け出しませんし中で爆発とかの心配はないです。
(ただ保証はできませんし急激な温度変化や濡れ布巾で取り出すのはNGです)
掛分スープカップ(W15.5xD13xH6.8cm/2,592yen/大塚雅淑)
何度目かの入荷となるたっぷりサイズのスープカップも届いています。
流れて溶け混じった部分には個体差もあり見どころです。
300ml入るので具沢山のスープや具の大きなポトフなんかにも対応。
スープ以外にもカフェオレ、サラダやデザート、シリアルなんかにもいいですね。
掛分切立小鉢(Φ12.4xH5cm/1,296yen/大塚雅淑)
前回青磁のみで好評だった小鉢が今回は2色揃って入荷しました。
平らな見込みに縁がシュッと立ち上がった形が和洋問わず使いやすい小鉢です。
1人分の煮物や汁気のある煮浸しなどのお惣菜、ヨーグルトなんかにもいいですね。
掛分長皿(W22xD11.5xH2.3cm/1,512yen/大塚雅淑)
大塚さんに毎回お願いする定番の長皿も再入荷。飴釉は久しぶりです。
切り身魚や出汁巻き、串物サイズで、生ハムとチーズとか盛り合わせるのもオススメ。
エイヒレにマヨネーズ添えてとか居酒屋メニューもばっちりハマります。