深緑と粉引1

イヤな季節です。
毎日寒いし花粉の飛散が始まるしってのもあるのですが、確定申告の時期なんです。
今年は息子の保育園の都合2月28日までに必要とのことで、3月15日までだと余裕こいてたので大変。

そして昨年は育休中の嫁はん(なぜか簿記持ち)にお任せだったのでチンプンカンプンなのであります。
ちょっと調べつつ、聞きつつゴマすりつつ甘えつつ突き放されつつ…。

営業中の空いた時間や、子どもが寝て落ち着いてからの晩酌時に挑んでいるわけですが、昨日一昨日など早朝にはチャンピオンズリーグなんかもやっているわけで睡眠も足りません。
ああ、青色申告顔色深刻。

 

益子の中村恵子さんから器が届いています。

中村さんの器はシンプルでモダンな形に古物のような佇まい。
アンティークなどお好きな方にも気に入っていただけるかもしれません。
今回はポットやカップ類だけでなく色々と入荷しましたので2回に分けてご紹介します。

深緑・粉引リム皿(Φ20xH4.8cm/¥2,415/中村恵子)

深緑・粉引プレート小(Φ19xH2.5cm/¥1,890/中村恵子)

深緑・粉引プレート大(Φ25.2xH3cm/¥2,940/中村恵子)

茶色や黄色っぽいところが入り混じったオリーブグリーンが雰囲気のある深緑。
ところどころ縮れてヒビ状に入った貫入や焼き色に表情のある粉引。
どちらも女性の作り手らしい優しい色合いで温かみもあります。

細いリムによってややシャープな印象のリム皿。
深さがあるので煮魚など汁気のある料理他、焼飯や夏場の冷やし中華なんてオシャレです。
浅鉢として煮物を盛ってもおかしくなく、多用途に活躍してくれそう。

またプレートの大小も2色ずつ。
小には小さめのおかずやトースト&ケーキ皿に、大はメインディッシュやパスタに十分なサイズ。

リムのある器は自然と余白が生まれ、盛り付けのバランスがよくなります。
洋食器の真っ白な磁器のものとは違う、和洋使えるリムプレート型のお皿はオススメ。
年明けはちょうどそんな器の入荷が続きましたね。

深緑プレート小に鮭の香草焼き


2月のお休み&粉引と鉄絵

明日からもう2月。
新年は5日からの営業で実際に日数も少なかったのですが、気づいたら1月が終わろうとしています。
これで1年の12分の1が過ぎたことになります。
2月も短いのですぐに6分の1となり、3月末では4分の1…早い。早いっす。

さて、2月のお休みをお知らせいたします。
定休日の月曜日以外にありませんが、建国記念日の11日(月/祝)もお休みなのでご注意ください。

 
■2月のお休み■

4日(月) 11日(月/祝) 18日(月) 25日(月)

 

益子の志村和晃さんから入荷がありました。
前回は秋冬っぽい色合いの瑠璃釉・淡緑釉のものでしたが、今回は定番の粉引中心に届いています。
志村さんの粉引は黄色味を帯びた生成り色。
落ち着いた艶と粉引本来のややザラついた質感が優しい雰囲気です。

粉引菊輪花7.5寸皿(Φ22.5xH4.5cm/¥4,410/志村和晃)

これまで2度の入荷が好評で、7寸8寸ともに完売していた粉引菊輪花皿も届いています。
ただ、今回から中間の7.5寸ワンサイズでお願いしました。
料理によっては7寸だとリムがある分やや窮屈、8寸だと少し大きく感じられましたからね。
大きなおかず等のメイン、スパゲティやカレー、数人分の炒めものと使い勝手のいいサイズです。

粉引ころ茶碗(Φ9.5xH7cm/¥1,470)、粉引しのぎカップ(Φ9.5xH9cm/¥1,890) ともに志村和晃

新作の“ころ茶碗”は名前通りのコロンと丸っこい形状に線彫りのラインが入っています。
湯呑としては8分目で180ccと番茶に良さそうな大きめサイズ。
小鉢やアイスクリームやヨーグルトなど、カフェオレボウル的に多用途に使ってもいいですね。

粉引鎬カップも再入荷しました。
途中にある段は鎬模様とともに、見た目だけでなく滑りにくさや持ちやすさも考慮されています。
容量もたっぷり220cc入り、我が家ではもっぱら焼酎カップとして活躍中。

鉄絵めし碗(Φ12xH5.5cm)、鉄絵平鉢(Φ18.2xH5.8cm/¥3,570) ともに志村和晃

変わってこちらは滲んだ絵柄がいい塩梅な鉄絵のもの。
秋の益子陶器市で少し持ち帰ったのですが、今回はある程度数が入りました。
程よい深さの平鉢は煮物にサラダに和え物にと活躍してくれそうです。


穏やかに穏やかに

今日の昼過ぎ、けたたましいクラクションの音が鳴り響きました。
馴染みのお客さまを見送りがてら店前に出ていたときで、一部始終見ていたのですがまぁ何というか。

当店の前は一方通行の細い道ですが、立川方面に抜けやすいので道幅の割に交通量があります。
しかしながら歩道も一部を除き整備されておらず、そこそこ飛ばしていく車がやや危険。

そんな道で小学生になるかならないかのお子さんが徒歩のお母さんの付き添いで自転車に乗っており、乗れるようになったところなのかちょっとフラフラしていました。
そこへ通った車のクラクションなのですが、注意を喚起するためにちょっと鳴らすだけでいいのに、関西なら喧嘩になるような大きく長い音。

ちなみに運転者を見たら初老の女性でした。
急ぎの事情かなにかあるにしろ、なんか余裕も愛も足りないなぁと悲しい気分になりました。
結果的に子どもも道路は危なく怖いんだと学習したかもしれませんが…。
穏やかに穏やかに。

 

さてさて、神戸の叶谷真一郎さんより器が届きました。
叶谷さんの器はシンプルで癖もなく穏やか♪
前回のものの再入荷や釉違いのものもありますが合わせてご紹介。

灰粉引・灰釉6寸リム皿(Φ19xH1.8cm/¥2,730/叶谷真一郎)

フラットな形状でケーキ皿としてオススメしたい6寸リム皿、今回は2種類届いています。
縮れ入った貫入と鉄粉が雰囲気のある灰粉引、表情のある淡いグリーンが柔らかな灰釉。
どちらも渋くも可愛いです。
洋食を箸で食べる日本の食卓によく合った器だと思います。

粉引長皿(W25.2xD15.8xH1.8cm/¥3,150)、黒マット角皿(W19.5xD19.5xH2.5cm/¥3,150)
ともに叶谷真一郎

テーブルのアクセントになる長皿と角皿、メインを盛れるサイズなので存在感があります。
刷毛目を残した粉引の長皿は鯵など中くらいサイズの干物も乗ります。
抑えられた艶が鈍く光る黒マットの角皿には葉物のサラダなど色合いが綺麗だと思いますし、チーズや生ハムなどの盛り合わせにも良さそうです。

鉄釉鎬マグカップ(W11xD9.2xH7cm/¥2,100)、黒マット丼鉢(Φ15.5xH8.8cm/¥2,730)
ともに叶谷真一郎

内側は粉引、外側は艶のない鉄釉に鎬が入ったマグカップは容量8分目で160ccほど。
標準的なコーヒーカップサイズです。
黒い丼鉢は底が広いので見た目よりも入り、うどんや蕎麦の麺類にも親子丼などの丼ものにも使用可。
ちょっと手を抜いたそんなお昼ごはんも美味しそうに見えそうです。