お初の染付
遅くなってしまいましたが、先週は本当にたくさんのご来店ありがとうございました!
おかげさまで無事に3周年を迎え、盛況のうちにSALEを終えることができました。
それもこれもこれまでご支援いただいたお客さまと作り手さま、そして家族の協力があってこそ。
改めて感謝するとともに身の引き締まる思いです。
4年目に入ったライオンポタリー、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
台風一過の東京は昨日今日と真夏日。
今年は長梅雨で雨もしっかりだったので夏のような日を待ちわびていたものの極端です。
でもそろそろ梅雨明けかな。
さてそんな暑い夏を前に、先日の稲村さんに続き益子の志村和晃さんから磁器が届いています。
磁器はそのツルっとした質感や色合いから、ガラス器同様に涼を感じられる器です。
志村和晃さんの染付の磁器は今回初めての入荷です。
現在のベトナムの古陶である安南染付の素朴で温かな風合いを磁器土で現代風に表現しています。
青みのある淡い薄灰色に鉄粉がポツポツ浮かび、やや滲んだ染付とともに柔らかな印象ですよ。
土ものの器とも合わせやすいです。
染付蝶文切立小鉢(Φ13.3xH5.4cm/¥2,700/志村和晃)
外側に3匹の蝶が舞い、平らな見込みに真っすぐ立ち上がって深さのある小鉢です。
口縁には渋釉が巻かれ少し引き締まって見えるでしょうか。
形も絵柄も安南という感じではないのですが佇まいは安南風です。
お浸しや煮浸しなどの一品の小鉢に、また取鉢にも使いやすいサイズと形です。
カキ氷もこんな鉢で食べたらなかなか乙ですね。
染付花文5寸皿(Φ15.2xH3.5cm/¥3,024)、染付瓔珞文5.5寸皿(Φ16.5xH1.9cm/3,456)
ともに志村和晃
見込に花、立ち上がった縁に唐草が描かれた5寸皿。
少し深さがあるので冷や奴や汁気のあるおかずに使いやすく、取り皿にもいいですね。
1人分のお造りにもちょうど良さそうです。
高貴でおめでたい瓔珞文と縁のラインがシンプルな形とよく調和した5.5寸の平皿。
ちょっと洋な雰囲気もあります。
フラットな形とサイズは切り身魚やケーキにぴったりです。
染付菊文しのぎ7.5寸皿(Φ23.2xH5.4cm/¥6,048/志村和晃)
大きめの7.5寸に大胆に菊が描かれ、内側の鎬と口縁のギザギザが特徴的な深皿で存在感あります。
裏側の染付や高台内に渋釉が掛かっているところは安南染付に忠実です。(裏側は5寸皿も同様)
茶褐色に浮き出たポツポツもまた雰囲気あり。
カレーやパスタにも使いやすいサイズと形ですが、どちらかというと大皿料理向きでしょうか。
食卓中央でドーンと使いたいですね。贈り物にもオススメ。
また、志村さんからは粉引の定番品も少し再入荷しています。
クリーム色に太めの鎬(しのぎ)とともに優しい表情です。
透明釉を改良されたそうで、以前のものに比べ貫入や鉄粉が増えて味わい深くなっています。
粉引しのぎカップ(Φ9.5xH9.2cm/¥2,160)、粉引カフェオレボウルS(Φ11.4xH6cm/¥1,944)
ともに志村和晃
段の付いたデザインが特徴的なフリーカップは容量250mlほどの大ぶりなサイズです。
広口で氷も入れやすいので、たっぷり麦茶なんて色合い的にも良さそうです。
焼酎カップとしてもオススメで自分も愛用していました。(割ってしまったので買い直そうっと♪)
カフェオレボウルのSサイズも再入荷。
女性のご飯茶碗にちょうどいいサイズで、ほとんどのお客様はご飯茶碗としてお求めになります。
おかずの小鉢に、またアイスクリームなどデザートにとフリーボウルとしてお使いください。
久しぶりの
ご無沙汰しております。
オープン以来ずっと週に1〜2回は書いていたのに、今月はブログを全く更新しておらず。。。
お店を休んでいた?
→一家で順番に風邪を引いたり花粉症が酷かったりでしたが、毎日笑顔絶やさず営業してたっす。
書くことがなかった?
→しばらく入荷はなかったものの紹介する器はあるし、ちょいちょい事件は現場で起きてるっす。
忙しかった?
→おかげさまでそこそこ忙しく確定申告も期限日まで目一杯かかりましたが、息子とトッキュウジャーにハマるくらいの余裕はあったっす。
というわけでバタバタはしつつもサボっていただけですね。
先週立て続けに器が届いており季節も春一歩手前と移ろいでいますので、心入れ替えて再開です!
土岐の加藤仁志さんから今回は白磁中心に器が届きました。
定番の鎬(しのぎ)シリーズが久しぶりに入荷しています。
白磁鎬小花器各種(Φ7〜7.5xH9.2〜10.3cm/¥2,835/加藤仁志)
小花器はお任せで数種って感じでお願いするのですが今回はこの3つのカタチ。
凛としてはいるものの、色合いや僅かに浮き出る鉄粉、手仕事の味わいある鎬から優しい表情です。
お花なしで飾っておくだけでもカワイイですが、春らしく一輪生けてみてはいかがでしょう?
掛花入(W2.7xD2.7xH16.8cm/¥2,940/加藤仁志)
こちらは壁掛けタイプの一輪挿し。
裏側にフックに引っ掛けられるように金具が付いています。
シンプルなのでインテリアに溶け込みやすく、玄関先やトイレなどにもオススメです。
白磁鎬マグカップ(W11.5xD9.2xH7.7cm/¥2,940)、
白磁鎬スープカップ(W14.5xD12xH6.2cm/¥3,150) ともに加藤仁志
人気のマグカップとスープカップが久々の入荷。
前回初登場の粉引もよかったですが、こちらの白磁もまたイイんです。
端正かつ愛嬌もあるというのが加藤さんの白磁の特徴ですかね。
容量は8分目でそれぞれ180mlと200mlほどと普段使いに使いやすいサイズ感です。
白磁鎬リム皿 Φ19cm(Φ18.8xH2cm/¥3,150)、Φ23cm(Φ22.9xH2.5cm/¥4,410) ともに加藤仁志
今回はこれまでなかった新サイズの径19cmと当店定番の大型プレート径23cmの2サイズ。
フラットな形状のシンプルなリム皿ですが、鎬の入った太めのリムが程々に主張もしています。
Φ19cmにはお魚のソテーやハンバーグなどのおかず、大きめのケーキにもぴったり。
メインディッシュやパスタ向きのΦ23cmはオードブルの盛り合わせなんかもオシャレです。
白磁の丸いプレートに続いて粉引の楕円のプレートも届いています!
粉引オーバル皿小(W19.8xD14xH2.3cm/¥2,520)、大(W30xD21.5xH3cm/¥4,725)
ともに加藤仁志
加藤さんの粉引は艶のあるやや黄色がかった優しいアイボリーが愛らしいですが、手掘りした原土も加えられイイ塩梅に土っぽさも表現されています。
ムラっぽく掛けられた白化粧は薄い部分で素地の茶色が見え、鉄粉も細かく吹き出ています。
小サイズは5〜6寸くらいの使い勝手で、小さめのおかずやケーキ皿にイイ感じ。
存在感たっぷりの大サイズは7〜8寸と白磁のΦ23cm同様の使い勝手で、大皿料理も似合います。
バケットを切り盛ったりも良さそうです。
オーバルな形が食卓でアクセントになりますし、いつもの料理も印象が変わって見えますよ。
オーバル皿小に菜の花のペンネサラダ
粉引はお初
先日は開店後間もなく早じまいしてしまい申し訳ありませんでした。
幸いにもインフルエンザ等酷いものではなく、丸1日でほぼ快復し昨日から元気に登園しています。
ご迷惑おかけしました。
その息子が療養中に観ていたのがディズニーピクサーのアニメーション映画「バグズ・ライフ」。
大人が観ても面白いのですが男の子らしく虫のお話に夢中になっていました。
ただ気に入ったセリフも男の子らしいというか遂に来たかというか…。
ハエたちがバー!?で注文するときのセリフ
「うんち大盛り!」
を連呼してケラケラ笑っています。
あららら、ウンチとかおちんちんとかが面白くて仕方がない年頃になってきたようです。
さて、土岐の加藤仁志さんから器が少し届きました。
加藤仁志さんというと当店ではオープン当初から白磁の取扱でしたが今回は初の粉引。
加藤さんの粉引は自ら手掘りした原土を加えることで程々に土味が出ています。
所々小さめの鉄粉が浮き出ており、形の奇麗さや艶と相まって素朴ですが上品な雰囲気です。
また焼成後にラーメン屋の寸胴的な大鍋を用い、米粉で煮ることである程度の目止めがしてあります。
器によりけりですが粉引には染みや匂いがつきやすい特性があるのでありがたいですね。
粉引鎬マグカップ(W11.8xD9.2xH8cm/¥3,150/加藤仁志)
手仕事の味わいのある太めの鎬(しのぎ)が柔らかく入れられたマグカップ。
容量は8分目で180mlとコーヒー含め何かと使いやすいサイズです。
粉引鎬スープカップ(W14.5xD12x6Hcm/¥3,360/加藤仁志)
同じく鎬の入ったスープカップは8分目容量170mlほど。
ポタージュスープなんかに向いたサイズですが、カフェオレや紅茶もいいと思います。
粉引深鉢小(Φ12.2xH6.5cm/¥2,205/加藤仁志)
平らな見込みに開きながら切立った形状で、食の和洋問わず使いやすそうな鉢です。
雑穀米なんかを盛ればちょっとカフェっぽいんじゃないでしょうか。
小鉢にしたりサラダを盛ったり、また200mlほどの容量なのでスープにもいいと思います。
またこういう器は子供がスプーンで食べやすかったりします。
1人分の煮物なんかもいいですね